ガザ衝突:占領者の非道と同質の非道は認められません
ハマス系の警察が故アラファト元議長の追悼集会で発砲、6人死亡
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2311053/2344252
Six die in Gaza shooting (VIDEO 1:45)
http://news.bbc.co.uk/player/nol/newsid_7090000/newsid_7091800/7091843.stm?bw=bb&mp=wm&asb=1&news=1#
http://jp.youtube.com/watch?v=Z1HBTV4qurw
In pictures: Fatah supporters rally
http://news.bbc.co.uk/2/hi/in_pictures/7091003.stm
Violence at Arafat rally in Gaza (VIDEO 1:16)
http://jp.reuters.com/news/video?videoId=70612&videoChannel=200
Hamas kills 6 protesters in Gaza
http://www.linktv.org/mosaic/20071112
Gunfire spoils Gaza rally (VIDEO 2:21)
http://www.therealnews.com/web/index.php?thisdataswitch=0&thisid=599&thisview=item
http://jp.youtube.com/watch?v=NVHCweprDcc
ハマス、ファタハのメンバーを多数拘束
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2311312/2348045
Hamas break up Fatah protests (VIDEO 1:43)
http://news.bbc.co.uk/player/nol/newsid_7090000/newsid_7093700/7093787.stm?bw=bb&mp=wm&asb=1&news=1#
http://jp.youtube.com/watch?v=MS4Es-FyDYE
Fatah members rounded up in Gaza (VIDEO 1:38)
http://jp.reuters.com/news/video?videoId=70732&videoChannel=200
何故、同胞に実弾をぶっ放すのか、私には理解できない。
実弾ではなく、何故、放水や催涙弾を使用しないのか私には理解できない。
パレスチナ人の投石に対してスタングレネードと実弾で応える
イスラエル軍とどこが違うというのか。
これでは投石するパレスチナ人にイスラエル軍が発砲し、
死傷者が出ることに対して非難する資格がないではないか。
イスラエル軍の蛮行を批判する資格すらないではないか。
いや、イスラエル軍は催涙弾やゴム弾を使用する分だけまだ『マシ』ではないか。
あのビルマ軍事政権ですら、実弾だけでなく、催涙弾も多用していたというのに。
ハマスは貧乏だから、放水車や催涙弾を買う金がないというのだろうか。
そうかもしれない。
では、消防車を使用して放水すればよいではないか。
水不足というのなら、海からホースで引っ張ってくればよいではないか。
たとえ、意見の違い、路線の違い、恨みがあったのだとしても、
何としてでも同胞に死傷者を出さないという努力が、
私には殆ど感じられない。
もちろん、ハマスだけを非難するのは間違いだ。
ファタハが政治的目論見から挑発したということも大いにあるとも思う。
しかしそれは同胞を殺傷してもよい理由にはならない。
そもそも、ガザを追い詰めている者達の責任ということはある。
大いにある。
ガザを追い詰めている者達とは、イスラエルだけではなく、
国際社会もそうである。
国際社会のその一員たる日本国家の、
その一員たるこの私もまたその責任の一端があると思う。
その上で、尚、同胞を殺傷する行為は認められない。
何としてでも、同胞を殺傷することだけは避けるという努力が
残念ながら私には殆ど感じられない。
投石に発砲する治安部隊が守ろうとしている利害とは何なのか。
それは、全パレスチナ民衆の利害でないことだけは確かだ。
パレスチナの普遍的利害ではなく、特定の集団の特殊利害を
守ろうとしている暴力装置であることを自己暴露したものだと思う。
私は確かに自分は絶対に傷つかない絶対安全地帯から
好き勝手なことをほざいている。
ガザの日々の暮らしがどれだけ悲惨かを実感している訳でもない。
そんな奴の批判は受け入れないというのは自由だ。
ならば国際社会に支援を求めるな。
支援は求めるが、批判は許さないという者達には
支援もしなければ、連帯もしない。
私が連帯したいのは、反占領闘争に一般市民への殺傷行為を
内在しない方向性だけだ。
そういう人達とこそ連帯したいのであり、
無差別テロを内在した反占領闘争など支持するつもりは毛頭ない。
ここで言うテロとは、
欧米政治権力者達が勝手に決め付けている「テロ」ではない。
テロとは何なのか。
レジスタンスとは何なのか。
それを問わなければならない。
占領者の非道を否定せんとする者達が、同質の非道を行ってはならない。
パレスチナ側がイスラエルの非武装の一般市民を
多数殺傷してきたことは客観的事実です。
<非武装の一般市民を殺傷する行為>
これは誰しも肯定しないと思います。
これが<判断基準>です。
この<判断基準>は、その行為の担い手が誰であるかということを問いません。
この行為そのものが否定されるべきものなのであって、
この行為を正当化するあらゆる理論・理屈など捨象してよいのです。
パレスチナ側が行ってきた<非武装の一般市民を殺傷する行為>は
厳しく非難されねばなりません。
そしてもちろん、数的にはその数倍、数十倍である
イスラエル側の行ってきた<非武装の一般市民を殺傷する行為>もまた
当然にも非難されねばなりません。
一方の行為だけを非難し、他方の行為は非難しないという態度も自由です。
この極めて政治主義的な態度もまた自由です。
しかしそれは片手落ちであり、不公正であり、欺瞞です。
ダブル・スタンダードというやつです。
私の<判断基準>は、<非武装の一般市民を殺傷する行為>を
非難するということであり、
その行為の担い手が誰であろうと関係ありません。
パレスチナの自称レジスタンスであろうと、
イスラエル軍であろうと、
イラクの米軍であろうと、
イラクの自称レジスタンスであろうと関係ありません。
何故なら、その行為そのものが非難され、否定されるべきものなのだからです。
P.S.
翌日の西岸での抗議集会では、ハマスを非難するだけではなく、
団結も訴えられたという報道が、今の所唯一の救いです。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント