« 「ヒズボラはレバノンを代表して戦う権利はない」(DOHA DEBATES)BBC | トップページ | UNIFIL仏軍が侵入するイスラエル軍を停止 »

2006.09.25

海底に絨毯状にこびり付く重油の除去作業

Oil Spill at the Lebanese Coast
http://www.zki.dlr.de/applications/2006/lebanon/lebanon_2006_en.html


(BBC)
Lebanon oil clean-up continues
http://news.bbc.co.uk/nolavconsole/ifs_news/hi/newsid_5370000/newsid_5372400/nb_rm_5372462.stm
「レバノンでの戦闘は終わりましたが、その影響は現在も続いています。
イスラエルがレバノンの発電所を空爆した時に、
燃料タンクから大量の重油が地中海に流れ込みました。
それから二か月、海中に残った重油は150キロもの範囲に広まり、
レバノンの海岸に汚染の影響が出ています。
海底にこびり付いた重油を手作業で除去しようという
スキューバダイバーの活動をリポートします。

海底にこびり付く汚い重油。
黒々とした固まりはイスラエルが戦闘中空爆した
発電所の重油タンクから流れ出たものです。
大量の重油が海底に沈みました。
これ程の環境被害は他にレバノンでは例をみません。
スキューバダイビングのグループが海底に潜り、
除去作業を行う運動を起こしました。
こびり付いた重油の固まりを剥がす作業は
思いの他困難でした。

『海の表面は美しい青でも、海底の汚れは猛烈です。
ダイバーは毎日海底から袋何杯もの重油を除去しています。
絨毯状にこびり付いた重油を剥がし、陸に運び込んだ量は既に70トンです。
それでもまだ残っています』

岸では運び上げた重油をまとめ、仮の処分場に積み上げています。
除去作業のボランティア・リーダーは処理を急ぐ必要を訴えています。
(MOHAMED SARJI:The Lebanon Sea Group)
『海底を大量の重油が覆っています。
こびり付いた状態は様々ですが、環境に与える被害は甚大です』

世界中から資金や技術の支援が集まっています。
環境保護団体グリーンピースは、虹の戦士号をレバノンに送り、
汚染状況の把握を支援しています。
スポークスマンは環境への被害は長く続くだろうとみています。
(BASMA BADRAN:Greenpeace)
『当初は海底の生態系に影響が出て、その次は化学物質による汚染が出て、
その後は海底に打ち寄せる重油の固まりからの被害が出てくるでしょう』

除去作業は初めからトラブル続きでした。
イスラエルとの戦闘で遅れが出て、
その後はレバノンの内政問題で遅れが出ました。
手間取れば手間取る程、レバノン海域住民への被害は広まるばかりです」

Lebanon oil clean-up begins
http://news.bbc.co.uk/nolavconsole/ifs_news/hi/newsid_5320000/newsid_5322400/nb_rm_5322442.stm


Environmental impact in Lebanon
http://www.mndaily.com/articles/2006/09/21/69074

|

« 「ヒズボラはレバノンを代表して戦う権利はない」(DOHA DEBATES)BBC | トップページ | UNIFIL仏軍が侵入するイスラエル軍を停止 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 海底に絨毯状にこびり付く重油の除去作業:

« 「ヒズボラはレバノンを代表して戦う権利はない」(DOHA DEBATES)BBC | トップページ | UNIFIL仏軍が侵入するイスラエル軍を停止 »