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2006.08.16

レバノン情勢 (8/15)

Lebanese refugees flood back despite Israeli warnings
http://www.guardian.co.uk/israel/Story/0,,1851171,00.html

Some 6,000 an hour return to rebuild ruined homes and farms
一時間につき約六千人が荒廃した家と農場を作り直すために帰ります

People travelled south at a rate of 6,000 per hour, according to Unicef,
cramming into cars stacked with mattresses and bags in defiance of
renewed Israeli threats.
Israeli planes dropped leaflets over the southern city of Tyre warning
refugees not to return home until a joint Lebanese-international force
starts to deploy later this week.
再開されたイスラエルの脅しに逆らって、マットレスとバッグを積み上げた車に
すし詰めになって、ユニセフによると、人々は一時間に六千人の割り合いで
南部に向かいました。

In Tebnine, civilian vehicles and a UN convoy skirted around three
unexploded cluster bomblets on the main road in front of the local
hospital.
Tebnine では、一般市民の車両と国連の車列は、地元の病院の前の大通りで
三発の不発のクラスター爆弾を囲みました。

Amar Balhas arrived at lunchtime with his wife and eight children
to find a ruin where his house once stood.
An unexploded shell lay on the broken concrete carpeting his front yard.
A pile of embers marked the remains of his incinerated tobacco harvest.
"All this was green before. Hard to believe that now," said Mr Balhas.
アマー Balhasは、妻と八人の子供達と昼食時に到着しました。
彼の家がかつて立っていた場所に廃墟を見い出しました。
不発弾が、彼の前庭を覆う破壊されたコンクリートに転がっていました。
燃えさしの山は焼却されたタバコの収穫の残骸でした。
「これは全て以前は緑の葉でした。信じられません」

Israel had bombed his house twice before, he said, in 1996 and 1999.
Yet he would not hesitate to start again.
"As we built before we will build again,"
he said defiantly, an arm around his 10-year-old son.
"Israel wants us to crumble like the Palestinians did.
But we won't give in."
イスラエルは以前にも二回彼の家を爆破しました。1996年と1999年に。
それでも、彼は再び出直すことを躊躇しません。
「何度でも再建します」彼は挑戦的に言いました。

Down the street, Ali Bakri wrenched open the broken doors
of his small supermarket,
clearing the fridges of food that had gone rotten over the past month.
About 80% of the village had been levelled, he estimated,
and 60 people had died.
"The destruction is massive.
It's as if a tsunami or a second Hiroshima has hit."
通りを下ってアリ・バークリは彼の小さなスーパーマーケットの
壊れたドアをこじあけました。
冷蔵庫から前月の腐った食物を取り除きました。
村の約80%は破壊されたと彼は見積もりました。
そして60人が死にました。
「破壊は大きいです。津波あるいは第二の広島のようです」

(BBC)ORLA GUERIN記者のレポート
http://news.bbc.co.uk/nolavconsole/ifs_news/hi/newsid_4790000/newsid_4796300/nb_rm_4796317.stm
(2分37秒のVIDEO映像)
「夜明けとともに家路につく住民達。
破壊された光景の中、数え切れないほどの住民が帰ってきます。
住民の多くは新しい家と新しい学校が必要でしょう。
しかし最も必要なのは食べ物と水です。
私達は南へと向かう初めての大規模な援助物資配給の車列に付いて行きました。
5500人分の物資を積んでいます。
しかし出発から二時間で立ち往生してしまいました。
立ちはだかったのは一つ目の問題、紛争の傷痕です。
イスラエルが援助の為に最も好ましいルートを
破壊してしまったことが分かりました。

(HASAN SIKLAWI:UNIFIL)
『人々は私達が村に行くことを心から望んでいます。
それなのに目的地に入ることができず、私達も本当に苛立っています』

漸く戦いの前線となっていた村に向かう別の道を見つけました。
地元の住民は手を振って迎え入れてくれました。
何週間も取り残されていたのです。
ルメスというこの街では
誰もが物資を下ろすのを熱心に手伝ってくれました。
幼い子供の姿もあります。
皆慌しく物資を配給しています。
この車には医薬品や食べ物、水、小麦粉、
昨夜焼いたパンも積み込まれていました。
この街には燃料がなく、パンを焼くことさえできないからです。
燃料どころか、綺麗な水も殆どありません。
戦闘の間、この溜まり水を飲まなければならない人達もいました。
近くでセマーンさん一家に会いました。
何らかの援助と言えるようなものを25日間も受け取っていません。
電気もなく、食糧も不足しており、果物が見つかればそれを食べています。

時間をおうごとに帰還する人達が増えてきました。
道路は家財道具を乗せた家族の車で混雑しています。
ここの人達は戦後の建て直しについては、多くの経験があります」

Tyre:CLIVE MYRIE記者
「今日、ビント・ジバイルを訪れましたが、七千人が住んでいたこの街に
人が住める住居はもはや一軒も残されていないと思います。
南部に向かう車の多くには屋根にマットレスを積んでいます。
自分の家がおそらく完全に破壊されているのではないか、
その場合は外で数日間寝ることになるかもしれないと分かっているからです。
確かに短期的には厳しい状況ですが、帰還して被害状況を見て、
何ができるかを把握することの方がもっと重要だと考えているのです」


(仏F2)
「ビント・ジバイル、アラビア語で山の娘という意味のこの街は、
レバノン南部で最も美しい街の一つでしたが、80%が破壊されました。

この男性は、避難を望まず、街に残っていた
年老いた両親の遺体を自宅の前で発見しました。
爆撃で負傷した彼らは治療を受けられなかった為、五日後に死亡しました。
『彼らがヒズボラだって言うんですか。いいえ、年寄りです』
至る所に遺体の腐敗臭が漂っています。
私服ですが、将校用のトランシーバーを持ったヒズボラの男性は、
『撮影は禁止だ。ジャーナリストは駄目だ。
お前は何故外国人を連れて来たのか』
威圧的で、威嚇的なヒズボラの戦闘員達が至る所にいます」

ヒズボラ武装解除めぐり レバノン政府内で対立
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/20060816/20060816_009.shtml

「停戦」のその日、レバノンでは。
http://nofrills.seesaa.net/article/22351145.html

「取り残された遺体に満ちた不毛の地が、イスラエルの過ちを証明する」
8/15 ロバート・フィスク
http://heartland.geocities.jp/readingfisk06/textbn/150806.html

レバノン停戦決議の舞台裏 イスラエルの苦戦に米国は動いた
http://www.sankei.co.jp/news/060816/kok011.htm

なぜヒズボラは武装解除できないのか TIME
http://d.hatena.ne.jp/cameracamera/20060816/p1

レバノン侵攻「旧ユーゴ戦犯法廷の判決を読みなさい」
イスラエルの「アラブ法律センター」が新聞に意見広告 法務大臣の注意を喚起
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2006/08/post_4b45.html
レバノン戦争停止についての声明/国際市民社会平和視察団
http://blog.goo.ne.jp/harumi-s_2005/e/1c5d125ca50a77831d2ebe00d3c57278

Cluster bombs await returning Lebanese
http://english.aljazeera.net/NR/exeres/05F5A699-21F6-4E1F-8F5E-58C43FDC8377.htm

ヒズブッラーの勝利を祝い、今日テヘランの地下鉄とバスが無料運行
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/newsdata/News2006816_3277.html

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