Interview with SAMYA HAMMAD (BBC)
「自爆テロ翌日の18日、取材班は西岸にある実行犯の自宅に向かいました。
18日は警備の兵士が増えていました。
この道路を使うのはパレスチナ人ですが、
イスラエルは、占領以来およそ40年にわたり、
こうした道路を支配してきました。
目を光らせているのはテロ犯ということで
イギリス人である我々は、簡単に検問所を通ることができました。
しかしパレスチナ人はこのように長い列を作り、毎日屈辱を味わっています。
ようやくアルアルカの村に到着しました。
そして21歳の自爆テロ犯ハマド容疑者の母親に会うことができました。
事件からおよそ一時間後、現場に向かいましたが、
遺体が散らばり、罪のない住民が殺害され、怪我を負っていました。
<何故あのような自爆テロが当然の行為と仰るんですか>
「世界はパレスチナとイスラエルの情況が余りにも違うことを非難しています。
イスラエル人がパレスチナ人のように飢え、子供を殺害され、住宅が壊されたら
パレスチナの気持ちが分かるでしょう」
しかしこれまでの所、新しく発足したパレスチナ自治政府は
自爆テロの為、国際社会から孤立を深めています。
終わりの見えないイスラエルとパレスチナの紛争。
昨日の17日、この道を歩いて、犯行現場に向かった自爆テロ犯からも
分かるように、イスラエルとパレスチナの双方は、
敵から身を守る為には自己防衛しかないとみています。
自爆テロでさえ、自己防衛の一環だと言うのです。
また現在、この暴力の連鎖に歯止めをかける政治の仕組みは存在しません。
昨日の17日のテロで亡くなった九人の犠牲者の最初の葬儀が18日行われました。
参列者は悲しみと怒りに震えていました。
自爆テロが発生する度にイスラエルは交渉の意欲を失ってしまいます。
イスラエルの市民に話を聞いてみました。
「パレスチナは、イスラエルが平和に暮らし、
交渉による問題解決を模索していることを理解しようとしません。
そこでイスラエルも防衛に立ち上がるしかないんです」
テロ現場では、蝋燭に火を燈し、犠牲者を悼みました。
多くの犠牲者を出し続けるイスラエルとパレスチナの紛争は、
いつ終わるのでしょうか」
テルアビブ自爆テロは貧しい大学生の犯行 後に40人が続くと生前に言明
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1866420/detail
パレスチナ人虜囚の日 ガザ地区で家族らが解放求めてデモ
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1866497/detail
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