ジェリコの戦い
(アルジャジーラ)
ハマスの最高指導者マシャル氏
「イスラエルと国交を持つ米政府やエジプト、ヨルダンは、常に
イスラエルとの関係を維持することは、
危機が発生した際に有益であると言ってきましたが、
今は真の危機にあります。
刑務所の中には危険にさらされている人々がいます。
九千人の男性と女性がイスラエルの占領下にある刑務所に収容されています。
私はエジプトとヨルダンの同志達、そして国連や米政府、
そしてパレスチナ指導部に早くも条件をつきつけた中東和平四者に対して、
行動を起こすよう呼びかけます。
今回のエリコの事件が最後になるよう、
イスラエルによる犯罪行為を止めて下さい。
拘束されている指導者達や抵抗者達が殺されるのを止めて下さい。
それが成功すれば、あなた方は、真の和平の構築の役割を担う
資格があるとのメッセージになるでしょう。
国際社会は、刑務所に収容されている無力な人達に対して行われている犯罪に
どのように立ち向かうのでしょうか」
アラブ連盟のムーサ事務局長
「これは大変深刻な問題です。
今回の襲撃は直前に監視員が引き上げたことや、
イスラエルの意図など、多くの疑問に包まれています」
アリハ市長
「いつも監視団の団員達は刑務所の中に入っており、
パレスチナの治安部隊は外で警備にあたっています。
収監されていたメンバー達は、規則を守り、
刑務所を脱走するなどのような動きは全くありませんでした」
アッバス議長
「受刑者がここにいることは四年前からの合意によってです。
武装していない米英の監視団が受刑者を監視し、
その監視団を守るのがパレスチナの警察という合意でした。
四年前から、パレスチナ側からは、何の問題も起きていませんでした。
一週間前に、監視団は我々に引き上げると伝えてきましたが、
いつかとの問いに対しては、知らないと答えました」
(BBC)
MANUEL HASSASSIAN教授(Palestinian Ambassador to the UK)
「協力があったのは明らかです。
監視員が引き上げるや、イスラエル軍が戦車でやって来て、
刑務所を襲い、サアダトを捕まえたんですから」
ストロー外相の英下院での発言
「我々は意図的にいずれに対しても、
具体的にいつ引き上げるかは告げないことにしたのです。
我々は引き上げの正確な日時を誰にも知らせていません。
これは監視員の安全確保の為であると同時に、
イスラエル軍との共謀が起こらない為なのです」
(露RTR)
「更にイスラエル軍がエリコの刑務所に対して
上空からミサイルによる攻撃を始めると、
PFLP側はガザ地区から撤去を始めていた国際人道支援団の車列を銃撃しました。
イスラエルによる今回の軍事行動をきっかけに、パレスチナの武装グループは、
あらゆる勢力を敵に回して、戦争を始めた観さえあります」
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