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2006.03.31

Interview with Tzipi Livni (ABC)

「シャロン首相の秘蔵っ子」と言われる辣腕の女性政治家

47歳、弁護士で母親

現外相、司法相、移民相を経験

モサドにも所属していた

ガザ撤退の構想を練った人物

「民主国家という価値観とユダヤ人国家というもう一つの価値観が
ぶつかり合うおそれがあります。
その為にもユダヤ人が人口の過半数を占める必要があります」

「パレスチナ人に対しては十分共感を持っています。
憎んではいません。
子供達にもパレスチナ人を憎んではいけないと言っています。
しかしイスラエル市民の安全保障を揺るがされるとなれば話は別です。
バランスの問題なんです」

父親はイルグンのリーダー
「学校でも、お年寄りからも、あいつ等は過激派だと言われました」

「自由の戦士とテロリストは違います。
私の両親は一般市民に対しては暴力をふるいませんでした。
キングダビデホテルの事件の時も、一般市民を避難させるよう
予め警告の電話をかけていたんです」

「父が生きていれば、私がしようとしていることを
決して認めようとはしないだろうと言う人もいます。
しかし、私の決断は価値観に基いて導き出された結果なんです。
価値観というのは、単にイスラエルの領土や
全ての領土に対するユダヤ人の権利に止まりません。
共に生きることや、平等な権利を与えること、互いを尊重すること、
そして政治家としてのあり方や正直であることも大事な価値観です。
こうした様々な正しい価値観を考えた結果、分かったんです。
私のイデオロギーを放棄するということではありません。
先程申し上げたような価値観を全て尊重する為には
土地の一部を手放さざるを得ないんです」

<では、領土を求めて戦っているパレスチナ人は自由の戦士か>と
聞いてみました。

「子供や一般市民やレストランで食事を楽しむ人達を殺そうと狙っている
テロリストと軍隊に戦いを挑む自由の戦士とは違います」

<もしハマスがイスラエルの兵士にのみ自爆テロを行うなら、
それはテロとはみなさないんですか>

「はい」

<自由の戦士ですか>

「自由の戦士とは言えません。
余り調子には乗らないで下さいね。
自由の戦士とは言えませんが、少しは正当な戦いとは言えるでしょう。
ただし、街中やモールで赤ちゃんや女性、一般市民を
殺害しようとする行為を受け入れることはできません。
国際社会も同じように区別して対処すべきです」

「イスラエルの兵士に戦いを仕掛けてくる者は敵です。私達は反撃します。
しかしそうした敵にテロリズムの定義を当てはめることはできないと思います」

<もしターゲットが兵士だったら?>

「そうです。それでも私達は反撃します。それが私達の責任ですから」

それがリブニーさんの大原則のようです」


http://en.wikipedia.org/wiki/Tzipi_Livni

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