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2006.01.04

パレスチナ自治評議会選挙運動開始

 (2005.1.4)アルジャジーラ
1月25日の選挙に向けて選挙戦が始まりました。
「イスラエル軍はパレスチナの立候補者三人とファタハの活動家七人を
エルサレムで選挙運動を行っている際に拘束しました。
選挙戦は23日まで続きます。
パレスチナ諸勢力は選挙運動を開始しました。
選挙管理委員会のドゥイーク氏です。
『全選挙区で414人が立候補しています。
無所属:258人
ファタハ:66人
変革と改革名簿:56人
人民戦線:19人
バディール名簿:5人
殉教者ムスタファ名簿:4人
人民抵抗名簿:3人
フェダー運動:1人
民主戦線:1人
パレスチナアラブ戦線:1人』

11の立候補者名簿が登録
16の選挙区

名簿提出者は選挙を公正に行うことで
選挙管理委員会と協定を結びました。
協定の履行を監視する委員会も発足しました。
協定監視委員会の調整員です。
『現時点で協定に署名していないのはハマスだけです』

ハマスはエルサレム選挙区の市民の選挙への完全な参加を
イスラエル当局が妨害した場合には選挙を延期する
という立場にも反対しています。
『エルサレムが参加できなければ選挙を延期するというのではなく、
エルサレムの参加も選挙の実施も実現するというべきなのです』

エルサレムではイスラエル当局が選挙運動を禁止し、
立候補者ハナン・アシュラウイ氏の記者会見を解散させました。
また独立パレスチナ名簿の代表者バルグーティ氏を拘束しました。
事務局長が拘束されているパレスチナ人民戦線は
エリコ刑務所から選挙運動の開始を発表
ファタハはアラファト前議長の霊廟から選挙運動開始を発表

イスラエルによるエルサレム住民の完全な選挙への参加の妨害
イスラエルが立場を変えなかった場合の選挙実施の延期の可能性など
依然障害は残っています。


 (2005.1.19)アルジャジーラ
ハマスが記者会見を行い、声明を発表しました。
「パレスチナ国家樹立の為に必要不可欠な選挙であり、
全ての勢力が投票に参加すべきである。
民主化に眉をひそめ、疑いを持ち続け、
攻撃的であることばかりに終始せず、
希望を持てるようでなければなりません。
したがって若者達は法的立場を樹立しなければならないのです。
我々は全ての人々の選挙参加を望んでいます。
若者らと共にしっかりと隊列を組んで、
この民主化の機会に臨みたいと願っています」

 アメリカにテロリストと規定されているハマスは、
・イスラエルの占領下で
・選挙に参加する
・民主化の機会を生かしたい
・全ての人々に選挙に参加することを呼びかけています。

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