「入植地拡大計画の波紋」NHKBS
NHKBS(2005.4.7(木)放映)
3500世帯の建設拡大計画を進めているしているマアレ・アドゥミム市の
ベニ・カスリエル市長(リクード)13年間市長を務める
市長「市民に子供が産まれ、人口の自然増への対応が必要」
NHKエルサレム支局の渡辺常唱記者は、
「市街地北の建設計画地とは別に東側で住宅の建設が実際に進んでいる現場に
出くわしました。五年前から段階的に進められていると言います」
「一体どれだけの人口の自然増を見込んでいるのか、
その点を市長に問いただしてみると、
建設される住宅の半分以上は、自然増への対応ではなく、
新たに移住して来る入植者に供給されるものだと認めました。
この入植地を現在の人口の二倍の六万人の都市に拡大する開発計画に沿うもの
だと言うのです」
市長「西岸の三つの大規模入植地はイスラエルの安全保障にとっても重要です。
マアレ・アドゥミムがなければエルサレムが危険にさらされます。
この入植地はいわばイスラエルの防波堤なのです」
オルメルト副首相は、
「マアレ・アドゥミムは将来もイスラエル領です。
これはブッシュ大統領とシャロン首相が共有している認識です。
最終的には撤去される他の入植地とは扱いが異なります。
マアレ・アドゥミムでの住宅建設の是非はこの点を考慮する必要があるのです」
自然増への対応も含めて、入植地建設凍結が義務付けられています。
まして、外からの入植者を想定した建設は論外です。
ブッシュ大統領も懸念を表明しています。
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