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2005.02.15

ベーカー元国務長官談

 ベーカー元国務長官談
 (米ABC News:NHKBS(2005.2.14(月)放映)

 北朝鮮の核保有宣言について
・推測するだけ時間の無駄かもしれません
・いずれ安保理に付託する必要があるかもしれません
・まだ北朝鮮がリビアのカダフィのようになる可能性はある
 国際社会に戻り、経済支援を得るという選択肢
・軍事行動の選択肢は残しておくべき
 武力行使は極めて難しい
 代償を支払うつもりがあるなら
 ソウルへの被害
・六カ国協議と武力行使の間には非常に大きな差がある
 その間に多くのことができる
 例えば、交通隔離・遮断
 最も良いのは、国連安保理による制裁
・北朝鮮・イランに対して
 飴と鞭を使うべきだし、既にそうしている
・1981年のイスラエルによるイラクのオシラク原発空爆は正しかった
 当時と現在とでは、状況が違う
 オシラク原発はどこにあるか分かっていたが、現在では違う
 情報がない
・イランでは、軍事オプションは排除すべきではないが、難しい
・2003年に、
 「戦争には勝てる。しかし平和は簡単には達成できない」と述べていた
・一ヵ月ほど前の講演では、
 「米軍は段階的に撤退することを検討するべき」
 イラクや近隣諸国に「帝国にはなる意図はないことを示す為」
・2007年末まで駐留するのは確実だと思います
・イスラエルの世論調査をみると、国民の8割は常に戦争をしている状態に
 ウンザリしている。平和を求めている
・ガザ撤退だけでは足りない。
 西岸はまるでパレスチナのバンツスタンのようになってしまいます
 これでは和平はもたらされません


 <私の感想>
 ガザ地区からの撤退をもって、和平ムードを醸し出し、西岸の入植地について
は、既成事実化で強行的に乗り切るのではないか、
 それが、イスラエルとアメリカの思惑なのではないかと、私は疑ってきたの
ですが、一概にそうとも言えないんだなぁ~とは思いました。
 ガザ地区からの撤退で、終わり、西岸はそのままでは、パレスチナは幾つにも
分断された、統一国家とはとても言えない代物ですから。
 そのままで乗り切ろうとは思ってはいないと、少なくとも表明しているのだか
らです。

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