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2005.01.01

ヤシン氏暗殺について

「BSニュースきょうの世界」NHK・BS(2004年03月29日)

 イスラエル市民の受け止め

<ヤシン氏殺害に対して>
・支持  :60%
・不支持:32%
・無回答: 8%

<テロへの不安>
・高まった:81%
・影響なし:15%
・減少した: 3%
・無回答 : 1%

<ヤシン氏殺害の長期的影響>
・テロを増加させる:30%
・影響しない     :32%
・テロを減少させる:32%
・無回答       : 6%

 来週からの出エジプトを記念した「過ぎ越しの祭り」でのテロを心配している

 <シャロン首相決断の背景>
・ガザ地区の「入植地の一部を撤去し、入植地を守る軍隊も移転させる」
・クレイ首相との首脳会談も予定
・ガザ地区からの撤退を「テロの成果」と受け止められることを恐れた
 かつてレバノンからの撤退後に起こったように、撤退が結果的に抵抗運動を
 勢いづかせる、抵抗運動が激しくなると考え、予め押さえ込もうとした。
・南レバノンのヒズボラがイスラエルを間断なく攻撃することによって、
 イスラエルを撤退させた
 そういう考え方(パレスチナ人の60%以上がそう考えている)が定着しない
 ようにするため
・ハマス側は自分達の闘争の成果として撤退したと植え付けたい

・ヤシン氏は「イスラエルと交渉の余地がある」
 交渉余地あり派まで殺すとは、本気で和平交渉をやる気があるのか
・強硬派のランティシ氏が後継

・アラブ連盟の29日からのチュニスでの会議を2日前に無期限延期
・アラブ諸国の<国民のレベル>ではなく、<政府レベル>では、在イスラエル
 大使を召還するとか、せいぜいその程度のことしかできないのが実情。
 <政府レベル>では打つ手が無い

・「相手を痛めつける、その結果自分がもっと痛めつけられることになっても、
  それでも、相手が痛めつけられることに満足を見出す」
  お互いにそういう状況に入ってしまったのではないか

 ・エジプトは和平締結:中東全面戦争がなくなる。
 ・ヨルダンが平和条約を結ぶ
 ・リビアが屈した
 ・イラクのフセインは倒した
 ・残るは、シリア、シリアとも合意の方向に進んでいる
よって、パレスチナ問題はますますローカルな小さな問題になる
そうすれば、
・好きなようにできると考えているのか、
・きちんとした解決ができると考えているのか

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