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2005.01.08

「パレスチナ議長選」NHKBS

 「パレスチナ議長選」NHKBS(2005.1.6(木)放映)

 ラマラ近郊の難民キャンプで暮らすハミス氏は、アッバス氏に投票することを
決めています。
 しかし、彼は、独立国家を実現する為には、交渉と平行して、抵抗運動という
圧力をかける必要があると考えています。
 彼は、息子四人をテロに関与したとしてイスラエルに拘束されています。
穏健派のアッバス氏なら受刑者の釈放が進むかもしれないと希望を持っています。
「アッバス氏に対して私自身、矛盾を抱えています。息子の釈放を期待する。
 しかし、抵抗運動は続けるべきだ」

 アッバス氏が当選したとしても、穏健な路線がそのまま受け入れられた結果だ
とは必ずしも言えない。
 交渉だけでイスラエルから妥協を引き出すことはできないという思いも強い。
 ガザ地区撤退も、占領に対する抵抗の成果だという考えが一般的です。
また、交渉だけでは長引く可能性が高く、その間に入植地を拡大し、既成事実を
更に積み重ねていくのではないかという危機感もあります。

 最新の世論調査では、アッバス氏の穏健な路線への賛成と反対とがそれぞれ
半数と真っ二つに分かれています。

 イスラエルは、投票日前後三日間、自治区の全ての都市から退去すると表明。
イスラエルの治安を脅かさない範囲でと繰り返し強調。

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