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2012.03.30

原子炉の脆性破壊:玄海原発1号炉劣化問題

原子炉の脆性破壊:玄海原発1号炉劣化問題
http://www.youtube.com/watch?v=ADZnRr98rQI
http://www.veoh.com/watch/v30128235CsGrnErg

熱い食器を急に冷やしてペリッと割ってしまった経験は誰しもあるだろう。
原子炉は鋼鉄でできているが、
中性子線を長時間浴び続ける故に脆性破壊が問題となる。
玄海原発1号炉は既に35年以上も運転を続けてきており、
その劣化が問題となっている。
しかも、図表を見れば明らかなように、
その予測温度が20℃も上がり、98℃となっている。
これでは緊急冷却時に水を大量に注入した場合にも、
安全だとは到底思えない。

しかも
・試験片を公開せずに廃棄したこと
・不純物が他の原子炉の6倍
ということもあり、極めて危険であることは明白だと思う。

にもかかわらず、「安全です」とまたまた“乗り切ろう”とした。
絶対にあってはならないはずだった大事故を起こしてしまったにもかかわらず、
相変わらず、「安全、安全」で“乗り切ろう”とするとは…

原子炉は破損しないかもしれないし、破損するかもしれない。
そんな“運”まかせになどできるはずがないのに…
“たかが電気”のために再度深刻な原発事故など絶対に起こしてはならないのだ。
しかも54基もある原発の中でも、
危険性の高いものを“わざわざ”再稼動させる“理屈”が理解できない。
一体どんな“理屈”で“わざわざ”再稼動させたいのか理解できない。

玄海原発劣化問題 継続審議に
http://megalodon.jp/2012-0329-2238-00/www3.nhk.or.jp/news/html/20120329/k10014063781000.html
九州電力玄海原子力発電所の1号機で、原子炉の劣化が予測よりも早く
進んでいる可能性が指摘されていたのに対し、国の原子力安全・保安院は29日、
「原子炉の健全性は保たれている」などとする報告書を取りまとめる
予定でしたが、反対する意見が出たため審議を続けることになりました。
玄海原発1号機では原子炉の劣化の進み具合を判断するため、
原子炉から取り出した監視用の金属片を分析したところ、
計算上の予測よりも劣化が早く進んでいることを示唆するデータが得られ、
国の原子力安全・保安院が専門家会議で検証を進めてきました。

玄海原発1号機 想定以上に劣化進行か
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1968174.article.html

玄海1号機の劣化問題 危険性の指標上昇
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1968466.article.html

九電玄海原発 試験片を廃棄か 原子炉劣化の目安
http://www.asahi.com/national/update/0124/SEB201201230087.html
http://megalodon.jp/2012-0329-2242-50/www.asahi.com/national/update/0124/SEB201201230087.html

玄海1号機老朽化問題 脆性遷移温度高く 緊急冷却時に破損の恐れ/金属専門家指摘
http://n-seikei.jp/2011/07/post-539.html

玄海1号機、原子炉に不純物6倍 早期劣化の原因?
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2106303.article.html

玄海1号機:圧力容器鋼材の質にばらつき 製造ミスの疑い
http://megalodon.jp/2011-0724-1611-21/mainichi.jp/select/jiken/news/20110724k0000m040084000c.html

玄海原発:圧力容器の「健全」記述を保安院が削除
http://megalodon.jp/2012-0330-0514-14/mainichi.jp/select/science/news/20120307k0000m040055000c.html

ストレステストの問題点 原子力安全・保安院意見聴取会メンバー 井野博満・東大名誉教授に聞く
http://megalodon.jp/2012-0330-0512-52/mainichi.jp/select/weathernews/archive/news/2012/03/01/20120301ddm013040225000c.html

原子炉の脆性破壊:井野博満
http://www.youtube.com/watch?v=HrRE_ziN2so

井野博満
脆化予測式とは、中性子を通常の百倍、千倍当てて予測している。
ところが、ここ十年ぐらいで分かってきたことは、
ゆっくり普通に当てる場合と早く当てる場合では結果が違う。
早く当てるとそれほど劣化しない。
中のミクロ組織も違ってくることが分かってきました。

原発とは非常に危険な技術
分からないことには慎重にならなければならない
普通は、物は分からないことがあっても作る。
失敗したり事故を起こしたりして改良していく。
原発の場合はそういうことが許されない。

試験片を電力会社は電力中央研究所などの
“身内”の組織でだけ調査している。
もっとオープンにしなければならない。

どうする老朽化原発
http://dai.ly/zW8lAW

原子炉の脆性破壊:井野博満(2)
http://www.youtube.com/watch?v=84ixKqcBOW8
http://www.veoh.com/watch/v33560388arHFCJ94

活断層・脆性破壊
http://www.veoh.com/watch/v33420553S9w2kS3Q

玄海1号炉の高い 脆性遷移温度の検討
http://cnic.jp/files/roukyuuka20110312.pdf

照射脆化関連研究
http://www.jnes.go.jp/content/000013117.pdf

「原発はなぜ危険か 元設計技師の証言」田中三彦
http://ameblo.jp/datsugenpatsu1208/entry-10937980163.html

玄海原発の圧力容器の脆さについて 小出裕章
http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/07/05/tanemaki-jul-4
http://www.youtube.com/watch?v=jyEX8flZ4sk

「原発寿命が40年以上に伸びる事情」と「玄海1号炉が約90度で原子炉がパリッと割れる脆性破壊の恐れ」
http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/11/30/tanemaki-nov29
http://www.youtube.com/watch?v=mk42WprmnJ8

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(2013.10)
原発の安全とは何か~九電と規制委 50時間の議論~
http://www.youtube.com/watch?v=_RN1V3MMVa0

8月15日、原子力規制委による九州電力に対する審査会合が行われた。
九電の想定する最悪事故シナリオとそれに対する対処が論議されている。
九電は、全電源喪失に加え、循環水パイプの一部が破断した場合、
メルトダウンしている圧力容器への注水は一切諦め、格納容器の底に水を溜め、
メルトダウンし、メルトスルーして落下してきた核燃料を受け止め、
冷却するのが、最善の策だと述べている。

圧力容器への注水を一切諦めるという“潔さ”には、
誰しも度肝を抜かれるだろう。
それが正しいのなら、それで良いのだが、
果たして正しいと言えるのだろうか。
しかも、メルトスルーして落下してきた核燃料が、
格納容器底の水と接触した時には、水蒸気爆発が起きるのだが、
1.格納容器がその水蒸気爆発に耐えられるのか?
更には、落下してきた核燃料は2800度もの高温だ。
2.格納容器底を更に突き破るのではないか?
この2つの疑問は正当な疑問だと思うが、
それに対して納得できる回答が為されたとは思えない。

原発の安全とは何か~九電と規制委 50時間の議論~
http://www4.nhk.or.jp/chihouhatsu/x/2013-10-07/21/18553/

第9回 原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合(平成25年8月15日)
http://www.youtube.com/watch?v=N5CuZQ1RHUQ

議事録
http://www.nsr.go.jp/activity/regulation/tekigousei/data/20130815r.pdf

(17分過ぎから)
第9回 審査会合 8月15日
新基準では最悪の事態を電力会社が自ら想定し
その具体的な対策も自ら示すことが義務づけられています。

「大破断LOCAでECC注入失敗で格納容器スプレー注入失敗と
この3つを重ね合わせた事象が最も厳しいと判断いたしまして」
<九州電力による最悪事故想定>は
・電源喪失(外部電源と非常用発電機共に)
・循環水パイプの一部が破断
・その結果メルトダウン

<九州電力による対策シナリオ>は
非常用ポンプは炉心に直接給水できるが、
炉心に給水してもメルトダウンを
食い止められない可能性があり注水が無駄になる
格納容器の底に水を溜め、メルトスルーした核燃料を受け止める

「格納容器に対して対策を採らないのか」と規制委が何度も問いかけても
「炉心溶融後は炉心に対して一切の作業は記載されていない」のかとの
規制委の最終的な質問にも
「この事象で選べる運転手順としてはないということです」と回答

後藤政志氏は
「一体これはどういう状態かということが現実には分からないことが多い。
仮定とはいえ炉心溶融してしまったから
もう仕方がないという割り切りは逆なんです、方向がね。
炉心溶融してしまったら冷やすための手立てを徹底的にやるんです」

佐藤暁氏は
「想定がきれいすぎるということですね。
うまくいくシナリオを構築するためだけのチームが作業するとこうなる。

水蒸気爆発については規制委も審査の中で指摘している
「水蒸気爆発の可能性は極めて小さいと判断していますけれど
これについての根拠の説明をどうするつもりなのか」との問いに対し九電は、
「これまでの実験において想定される溶融物の実験の結果から
大規模な水蒸気爆発が実機で起こる可能性は十分に小さかろうと」


メルトダウンしメルトスルーして落下した核燃料は2600度
内部では更に発熱が続いている
格納容器の底を更に侵食し、突き破る恐れもある


メルトダウンしメルトスルーして落下した核燃料が
格納容器底の水に接触した瞬間、水蒸気爆発が起きる


水蒸気爆発により格納容器が破損する可能性もある

佐藤暁氏は
「とにかく規制委側に提出するための美しいストーリーに沿った
『だから大丈夫です』というようなものを
作ることに心血を注いでこうなっている。
普通の人からみるとこれは余りにも虫が良すぎるのではないかとか
楽観的すぎないかと思うところがたくさんあっても
これはしようがない」

原子力規制委は原子炉への注水を行わないということを
誰が判断するのか責任者が明確でないことも指摘
「この判断は原子炉容器破損防止を諦めるという重大な判断だと思うので
現場任せの、どこでどう判断するかよく分かりませんということでは
実際の場所で、どの程度の判断をされるのか分からないので
どうも審査しにくいところがあります」

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