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2006.12.16

トルコでの支援会議、ハーシミー副大統領発言

アルジャジーラ(2006.12.14)
「トルコのイスタンブールで、イラク国民支援会議が開かれました。
会議には、イラクやサウジアラビアなどイスラム諸国から
多数の宗教指導者や文化人が参加しました。
会議の冒頭で、イラク・ムスリム聖職者協会事務局長の
ハーリス・ダーリ師が演説し、
多国籍軍のイラクからの撤退を改めて要請し、
イラク国民には、国内で争いを引き起こす為の行動を止めるよう求めました。

ドレイミ・イラク合意戦線代表が演説し、イラク国内での紛争は、
バグダッドからスンニ派を一掃する為の宗派間の争いであるとし、
イスラム諸国に対し、この事態にイスラム諸国が乗り出すことを求めました。
『神に誓って、注意を怠ってはならない。目覚めなさい。
イラクは滅亡することになるでしょう。
これは派閥間の戦争です』


The Istanbul Conference
http://arablinks.blogspot.com/2006/12/istanbul-conference.html
The first day concluded with the playing of a taped audio message
from a spokesman for the Islamic Army in Iraq.
最初の日はイラク・イスラム軍の報道官からの
音声メッセージを流して終わりました。

Among the armed opposition groups, in addition to the taped message
from the IAI, there was also a tape from the Brigades of the 1920
Revolution, and a faxed message from the Army of the Mujahideen.
反政府武装勢力の間では、IAI からのテープに取られたメッセージに加えて、
1920年革命旅団からのテープとムジャーヒド軍からのファクスで送られた
メッセージがありました。

Among foreign participants, there were presonalities and representatives
of parties and groups from Saudi Arabia, Qatar (where convener al-Nuaimi
is from), Egypt, Jordan, Pakistan, Algeria, Morocco, and Turkey,
along with representation from the Syrian "Justice and Growth" party.
外国からの参加者には、サウジ、カタール、エジプト、ヨルダン、パキスタン、
アルジェリア、モロッコ、トルコ、シリアから諸個人、政党の代表、グループ。

Moqtada expresses support for the Istanbul meeting
http://arablinks.blogspot.com/2006/12/moqtada-expresses-support-for-istanbul.html

イラク合意戦線、イラク・イスラム聖職者協会が主催し、
スンニ派諸国九か国からは、政府としてではなく、
諸個人、政党の代表、グループとして参加しているようです。
しかしその会場で、イラク・イスラム軍、1920年革命旅団、ムジャヒディン軍
という武装勢力の中核三組織の音声メッセージが会場に流されるとは、
少し驚きです。
更にこの会議にサドル師が賛同のメッセージを表明しています。

他方、バグダッドの「和解会議」には、スンニ派政党とイスラム聖職者協会が
ボイコット、サドル派は若干が参加した模様。

政治的レベルでは、明らかに二つの潮流にはっきりと分かれつつありますね。
サドル師は最近ムトラク氏と共同歩調をとっていますから、
前者の側に入りつつありますね。
サウジのスンニ派への公然たる援助宣言と合わせて考えると、
スンニ派諸国は、イラクのスンニ派を、政治的のみならず、経済的、
更には軍事的にも支援していく姿勢をもはや公然と示しつつある
というところでしょうか。

アルジャジーラ(2006.12.15)
「ハーシミー副大統領は、訪問中のワシントンで
アルジャジーラのインタビューに答え、
イラク政府の治安対策は、二重基準に基づいていると批判しました。
またテロリストの民兵がスンニ派を殲滅する為の作戦を展開している
と述べました。

『マリキ首相の要請通り、政治状況は重大な時期を迎えています。
今やイラクを悪性の病気から救う為に
困難な姿勢をあえて打ち出すべき時がやって来ました。
バグダッドやその他の各県の状況はひどいものです。
率直に申し上げますが、ブッシュ大統領も現状を大変憂慮しています。
現状を黙ってみていることはしないと、はっきり私に述べました。
イラク人同士が殺し合うことを受け容れる訳にはいきません。
断固たる措置が必要です。
イラク人に残されたチャンスは限られています。
現在バグダッドでは、民兵組織が宗派に基づく殲滅作戦を展開しています。
サドルシティなどのシーア派の皆さんが、
自動車爆弾の犠牲になっていることは否定しません。
あれは誰がやっているのかは分かりませんが、
確かなのは、爆弾を仕掛けている連中が、
民兵組織にスンニ派の人々を傷つけるよう仕向けているということです』


Al-Hashemi criticises Bush on Iraq
http://english.aljazeera.net/NR/exeres/A01C637D-1B7D-494A-8130-4CF343D051AF.htm

Iraqi Vice President Discusses Political Crisis in Baghdad
http://www.pbs.org/newshour/bb/middle_east/july-dec06/iraq_12-14.html

米軍撤退は危険な真空状態生む=イラク副大統領が警告
http://news.www.infoseek.co.jp/world/story/20061215afpAFP010102/


「イラクのスンニ派ワクフ長のサーマッラーイ長官は、
これまでに民兵組織によって殺害されたモスクの礼拝指導者の数は、
240人に達したと述べました。
また閉鎖されたモスクの数は80に上り、
その内70が民兵組織に占拠されているとのことです。
声明によりますと、長官は今年のメッカ巡礼を中止すると決定しました。
これはイラクの不幸に共感し、
メッカ巡礼最高委員会の運営のまずさに抗議する為です。
巡礼者数の割り当てで、スンニ派住民が
明らかに差別されていると指摘しています」


<参照>
イスラム聖職者協会ダーリ師のインタビュー
http://ima-ikiteiruhushigi.cocolog-nifty.com/iraq/2007/03/post_61c5.html

イスラム聖職者協会事務局長に逮捕状
http://ima-ikiteiruhushigi.cocolog-nifty.com/iraq/2006/11/post_286f.html

'Two Kinds of Resistance':二種類の抵抗 (Newsweek)
http://ima-ikiteiruhushigi.cocolog-nifty.com/iraq/2006/12/two_kinds_of_re_ca14.html

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