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2004.12.30

「アメリカはどこへ行くのか」NHK・BS

「アメリカはどこへ行くのか」NHK・BS
 (2004.12.28(火)放映)

 越智道雄氏(明治大学教授)は、
「困ったアメリカ、されど、なくてはならぬアメリカ」
「ブッシュ政権をフランケンシュタインと考えてみると、
 ・頭がネオコン
 ・胴体と心臓が米系多国籍企業
 ・腕力をふるう腕が産軍複合体
 ・手足となって動くのがキリスト教右派
 この四つの全く異質なものを統合して動くようにした振付師がいる。
 これが旨く回転している限りにおいて、キリスト教右派を切り捨てる
 訳にはいかない。
 旨く回転しているが故に、中間層もある程度取り込むことができた。
 バラけたら、真っ先に切り捨てるのは、キリスト教右派かもしれない」

 中山俊宏氏(日本国際問題研究所主任研究員)は、
キリスト教右派は、「両義的な存在」「共和党分裂の種にもなり兼ねない存在」
「本当に共和党に構造的に組み込まれたかは疑問」
「共和党員である前に、クリスチャン」
「今回は機能したが、今後も機能し続けるかどうかは分からない」
「過大評価は実態を見誤る」
「今回の選挙で注目すべきなのは、右を押さえつつも、中道が離れて行か
 なかった、そこが一番重要」
「中間的な政治団体が不在で、同姓婚など直接自分達の生活に関わってくる
 問題が選挙のアジェンダになったからで、今後もそれが続くとは必ずしも
 限らない。そういう意味で両義的な存在」


 私は、「複雑なものを単純化すれば、それ自体誤り」という考え方をするの
ですが、越智氏のフランケンシュタインの比喩は、私には、とっても納得できる
ものでした。

 キリスト教右派の役割、その両義性という中山氏の分析も勉強になりました。

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