日米地位協定
(2012.11)
日本の空は今も占領下? オスプレイと低空飛行訓練
http://www.ntv.co.jp/document/back/201211.html
http://www.youtube.com/watch?v=0rUeExxWvP8
日米双方で合意したオスプレイの飛行ルール
・地上150m以上で飛ぶ
・ヘリモードは基地内に限る
・病院、学校など人口密集地を避ける
ただし「可能な限り」
10月1日、普天間配備初日、オスプレイは
宜野湾市にある保育園上空をヘリモードに近いかたちで飛行した。
配備初日から日米で合意した飛行ルールは守られなかった。
日米安保体制の下、日本の空はアメリカ占領時代の遺物とも言われる
米軍の治外法権的な特権が今尚まかり通っている。
政府は米軍機の飛行を基地間の移動だと言い、
低空飛行訓練ルートの存在を認めてこなかった。
訓練ルートのほとんどは山間部を通り、
敵レーダーの捕捉から逃れることが目的の一つだ。
「爆撃訓練と低空飛行訓練というのは表裏一体のものになってますね」
「低空飛行ルートは米軍の資産」
(「リムピース」ウェブページ編集長 頼和太郎氏)
高知県本山町では、1993年には113日309回低空飛行が目撃された。
信越ブルールートの長野県大鹿村上空で送電線工事のヘリとニアミス
「発見してからすれ違うまで数秒ですので回避が殆どできない」(田頭勝氏)
米軍の事故報告書には"See and avoid"「よく見て避けろ」
レーダー支援のない彼らの安全策が「よく見て避けろ」なのだ。
1998年イタリアのスキー場で低空飛行訓練中の米軍機が
ゴンドラのケーブルを切断、乗客20人が死亡
「イタリア政府は怒って、今後、低空飛行訓練は、
イタリア軍の許可をもらいなさいと。
米軍がイタリア軍の指令の下で動けというのは屈辱的ですから
そういうことはやらない、事実上やれないということになって
イタリアではやってないんですよ。
だから日本政府もしっかりそういうことを言えば、
実際に止めることもできるんですけど」
(沖縄国際大学 前泊博盛教授)
アメリカでは軍の飛行訓練は国内法で厳しく規制されている。
「ニューメキシコ州北部とコロラド州南部の人達は
オスプレイの地上200フィート(約60m)で行われる
低空飛行訓練ルートの計画を知ってとても驚きました。
集会を開き反対の電子メールを送りました」
(オスプレイ監視団体パトリシア・リーハン代表)
1600通余りの反対意見が集まり
空軍は計画の実施を延期せざるをえなくなった。
東北ピンクルート大館市比内町
2010年、低空飛行の爆音で比内地鶏が大量死
ブラウンルート岡山県津山市
2011年、土蔵崩壊 高度を測量会社が算出:高度30~35m
「いまだに低う飛んだと言わん。謝罪もなし。なんにもなし」
『他に原因が見当たらないので米軍の公務の事故として補償』
日本も向こうの言いなり、やり放題、し放題じゃな」
(井口貞信氏)
米軍は様々な特権を保持している。
米軍嘉手納基地は那覇空港の近くにある。
このため二つの空港に離着陸する航空機の飛行ルートが交差することになる。
そこで米軍機が上空を使い、その下を旅客機が飛行することになっている。
那覇空港に北側から着陸する時、大勢の乗客を乗せた旅客機は
長く海面近くを飛ぶ不自然な低空飛行を強いられる。
「東京行きの飛行機は本島の南側を経由して出発するんですけど、
本島の北付近に活発な積乱雲があった時に、
通常経路をどうしても飛べなかったですね。
ここ(米軍訓練空域)を入るまでもなく、かすめる可能性があるので、
こっちの経路をリクエストしたんですけども、
米軍側から許可が出なかったということなんでしょうね、おそらく」
高橋機長は積乱雲の中に入らざるをえなかった。
「活発な積乱雲ですと、ゲンコツ大くらいのヒョウとかがありますんで
そういう所は絶対避けるように地上のレーダーで見てますけども、
そういうヒョウが飛行機の翼やエンジンの中に入ったら
想像しただけでも、どんな状況になるかというのは」
(航空安全会議 高橋拓也事務局長)
首都圏にも米軍優先の空域がある。
米軍横田基地が、関東甲信越にまたがる広大な空の管制権を握っているのだ。
このため羽田に離着陸する民間機は大回りすることになる。
「巨大な壁というか、ビルというか、建造物というか、
他国の軍隊が優先に運用している空域が
これ程、大都市、首都圏の近くにあるというのは、
私が知る限りではないです」
(航空安全会議 高橋拓也事務局長)
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(2013.4.11)
そもそも日米地位協定の本質って何?
https://www.youtube.com/watch?v=3rN3W9hFU3E
そもそも日米地位協定の本質って何?
http://threechords.blog134.fc2.com/blog-entry-1934.html
本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」
http://www.youtube.com/watch?v=4DQvj3laaPc
本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」
http://www.sogensha.co.jp/booklist.php?act=details&ISBN_5=30052
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米兵犯罪 地位協定に隠された「密約」
http://www.qab.co.jp/news/2013041942690.html
地位協定 日韓で差 訴前の身柄引き渡し
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-200611-storytopic-3.html
米軍の「やりたい放題」の原因に日米地位協定?
http://getnews.jp/archives/276572
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緊急世論調査 「主権回復の日」県民はどう思う
http://www.qab.co.jp/news/2013042242740.html
それぞれの4・28 屋良元知事秘書 大城盛三さん
http://www.qab.co.jp/news/2013042342763.html
主権回復の日 反発広がる沖縄の声
http://www.youtube.com/watch?v=CtAiYgqJALw
主権回復の日
http://www.youtube.com/watch?v=jUAHECSumZ4
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(2012.11)
日米地位協定:不平等な理由と沖縄の負担
http://www.youtube.com/watch?v=mpuMhG_y-Mc
相次ぐ米兵犯罪…関係者が再発防止策を協議
http://www.tv-asahi.co.jp/dap/bangumi/hst/news/detail.php?news_id=28032
日米地位協定:不平等な理由と沖縄の負担
1951年 旧安保条約
1952年 行政協定
「占領体制が今日まで続いている。
それを直す努力を日本がしてこなかった」(孫崎亮氏)
1952年 行政協定
「合衆国軍隊の構成員及び軍属並びにそれらの家族が日本国内で犯す
全ての罪について専属的裁判権を日本国内で行使する権利を有する」
米兵らの全犯罪は日本ではなくアメリカが裁く
「全てのものということで、これは治外法権ですから
日本国民はのめるような条件ではない」(孫崎亮氏)
「行政協定というのは政府対政府の合意ですから
国会の承認は必ずしも必要ではない。
オープンにすると反対があるので
これを行政協定という形で潜り込ませた」(孫崎亮氏)
1953年 公務外の犯罪は日本側に裁判権が移るが
陰で秘密文書が交わされていた
「日本国にとって実質的に重要であると考えられる事件以外については
第一次裁判権を行使する意図を通常有しない」
cases considered to be of material importance to Japan.
In this respect I do not normally intend to exercise
the primary right of jurisdiction.
米兵の公務外の犯罪について
「重要な事件以外は裁判権を放棄すると米側に約束」
1960年 日米安保条約 行政協定は日米地位協定と名前を変え 今日まで続く
『改善』といっても
日米地位協定の“改定”ではなく、“運用の見直し”
アメリカ側の“好意的考慮”による
「罪を償ってもらうために裁判をするのに
何で自分達が裁判をさせて下さいって頭下げなきゃいけないんだろう」
1995年 少女暴行事件
“凶悪犯罪”に限り 米側の“好意的考慮”で
起訴前の容疑者引渡しが可能になった
「日本政府として安保条約を大事にする立場から
それ(地位協定)を変えるということは
安保条約そのものに傷がつくという発想ですから
ですからきちっと対応していただけなかったわけですよね」
(大田昌秀氏)
半世紀以上変わっていない日米地位協定
これまで一度も日本政府がアメリカ側に改定を申し入れたことはない。
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(2012.8)
検証 米軍機事故と地位協定 日本人が理解しておくべきこと
http://www.youtube.com/watch?v=GEXtTpgSFLI
http://www.veoh.com/watch/v35784885jpcjF4C8
歴代政権はオスプレイ配備の事前告知を否定し続けてきた。
しかし
・1996年12月の日米特別行動委員会(SACO)最終報告草案
・2009年10月の米海兵隊「航空機配備計画」
2012年にMV-22 オスプレイ配備が明記されている。
1977年9月27日 横浜市緑区 米軍機墜落事故
林さんの隣家である椎葉寅生さんは、
残骸を回収する米兵をただ見ているだけの警察を見て
「こりゃあ、おかしいなと思ったですね。
普通だったら加害者が勝手に証拠を集めするとかないじゃないですか。
警察官がそれをじっと見ているとかないでしょ」
「本当に酷いですよ。
アメリカも酷いけども、民主党も、首相は、
一体、誰のための政治家なんですか。
誰のための政治ですか」
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(2012.8)
日本全体が演習場に…オスプレイ配備で浮かび上がる日米関係
http://www.youtube.com/watch?v=j4HTXtEARnc
http://www.veoh.com/watch/v36280180xW2PFTyF
日本全体が演習場に…オスプレイ配備で浮かび上がる日米関係
http://megalodon.jp/2012-0815-2101-10/www.ktv.co.jp/anchor/today/2012_08_14.html
低空飛行について日米間のルールはあるのでしょうか?
日本の航空法は「飛行機の最低高度はおよそ150メートル」と定めていますが、
米軍機は対象から除外されています。
「日米地位協定」があるからです。
日米両政府は人口密集地への配慮や航空法が定める高度を尊重することで
合意していますが、あくまで日本がアメリカに「お願いした」域を出ません。
事実上、米軍機は好きな時に、好きな高さで飛ぶことが可能なのです。
外務省の元幹部も米軍の運用について、こう説明します。
【元外務省・国際情報局長 孫崎亨氏】
「アメリカの基地の主要は沖縄にある。沖縄における運用の仕方をみると、
かなり合意・要望を無視して動いている。
すると米国全体から見ると7割以上が運用している沖縄で特に問題が無い
ということであれば、それと同じ運用を日本の本土でも行っていると」
オレンジルートでは他のルートと比べて数多くの戦闘機の訓練が繰り返されています。
アメリカ軍の報告書によると去年1年間で467回にものぼります。
それではなぜアメリカ軍がオレンジルートを飛びたがるのでしょうか。
【軍事評論家・岡部いさく氏】
「戦闘機の低空飛行訓練は山を縫うように飛び目標に爆弾を落とすという攻撃任務。
オスプレイは山の向こうの目標物に海兵隊員を送りこむというための飛行訓練なんでしょう。
四国の地形を使えば例えば海から飛んで行ってすぐに陸地になる。
しかも高い山がある。複雑な地形である。
色々な地理的条件の中での飛行訓練には適した場所と考えているのかもしれない」
アメリカ軍は世界各地で低空飛行訓練を行っていますが、
元外務省の孫崎さんは日本での訓練は大きく異なると指摘します。
【元外務省・国際情報局長 孫崎亨氏】
「イタリアでは(米軍が)夜間訓練を控えるとか色々やって住民への配慮を厳しくやっている。
日本はそれが緩い。
米軍から見ると他国並みの運用の仕方を取り入れるということは容認できること。
しかし容認できるところまで現在の日米関係が行っていない」
“日本の空”は誰のものなのか。
不安を抱える住民の上をオスプレイは全国で330回、低空飛行訓練を行う予定です。
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(2011.9)
「日米地位協定」の制約:環境汚染
http://www.veoh.com/watch/v19426937drabm8xw
沖縄で米軍から返還された土地から、油、PCB、六価クロム、ヒ素、鉛などの
有害物質や、更には、燃料タンクや弾薬までもが次々と見つかるという。
かなり深刻な土壌汚染だ。汚染除去の為に既に8億円以上が費やされたという。
日米地位協定では、「提供された時の状態に回復し、又はその回復の代りに、
日本国に補償する義務を負わない」とされている。
役場の方は、
「基地があった時と、終わった後からも、更に基地の被害はまだ続いている。
単純に考えて借りていた側に何の責任もないっていうのは、やっぱりおかしい」
基地がある間も苦しまされ、基地がなくなった後までも苦しまされ続ける。
日米地位協定が締結された50年前には、そもそも“環境汚染”という
考え方自体がまだ存在しなかったと言えるかもしれない。
しかし、時は移り、状況は変わる。
一度締結した地位協定の内容を、決して変えてはならないということはない。
何度でも考え直せばいいだけの話であるはずだ。
それは、まずは政治交渉であるとともに、政治交渉だけではない。
日本国民全体の世論もまた、それを決する一つのファクターだ。
ブッシュの傀儡と言われるイラクのマリキ首相は、
アメリカとの地位協定交渉において、
アメリカ側の提示を何度も何度も蹴っ飛ばした。
背後に圧倒的多数の反米感情に燃えるイラク国民の怒りがあり、
大多数の国民が満足できないような地位協定を結べば、
マリキ首相は、自らの政治的死を迎えることを承知していた。
(イラクの場合は、肉体的死も覚悟せねばならないのだが)
マリキ首相は、かなり頑張ったと多くの国民から評価されたことは、
その後の選挙結果から判断できる。
いつ倒れてもおかしくないと思われていた、風前の灯だったマリキ政権ですら、
アメリカ側の提示を何度も何度も蹴っ飛ばしたのだ。
日本政府にそれができないとは私には思えない。
沖縄の人達の7割前後が、『これ以上沖縄に基地を作らせない』という決意を示した。
イラク国民の多くがそうだったように、日本国民の多くもそれを支えねばならない。
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(2014.10)
そこに、基地はある。
http://www.youtube.com/playlist?list=PL8BBHHHNJIRd2IlRCD4zwM5rSZJ6Sw2ie
そこに、基地はある。
http://www.tvk-yokohama.com/company/release/140919.pdf
(ナレーション:坂本真綾)
片柳義春氏
「せっかく僕達が有機栽培で農薬も使わず、化学肥料も使わずに育てて
いるところにジェット燃料がまぶされるというのは非常に嫌ですね。
超低空で飛行された時には地面に押し付けられるような圧迫感なんです」
米軍機の部品落下事故(2012年2月)30カ所以上に部品が落下
「そこら中全部です。まんべんなくランダムに落ちてきて
ここっていう場所じゃなくて30カ所以上落ちてますので
どこにいても当たっちゃうような状態でしたね」
2013年9月 第4次厚木基地騒音訴訟 最終弁論 横浜地裁
「私の農場に来ている人に直撃したかもしれないと思うとぞっとします」
「重大な事故が起こってからでは遅いのです」
米軍機の飛行差し止めに対する
最高裁の「主張自体失当」という判決の壁をどう乗り越えていくか
片柳義春氏
「意外だったのはジェット燃料のにおいとかスス、灰が
結構あるんだということが分かって、
野菜の種類も変えたりしなきゃいけないなと思いました」
だから枝豆やトウモロコシなど
皮のついた野菜を中心に作るようになった
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〝ジェーンさん〟11年に及ぶ戦い
http://www.qab.co.jp/news/2013041742654.html
(2012.8)
責任逃れを許さない 海を越えた裁判
http://www.youtube.com/watch?v=2oUEDQI_hlk
http://www.veoh.com/watch/v36757227YANJ7ZW4
責任逃れを許さない 海を越えた裁判
http://megalodon.jp/2012-0830-1905-56/www.tv-tokyo.co.jp/mv/newsanswer/feature/post_26149/
10年前に日本で女性を暴行した米兵を訴えた裁判が、
来週アメリカで開かれることになりました。
米兵を追って海を越えた裁判、現状に風穴を開けることができるのでしょうか。
米兵暴行の被害女性 仮名で過ごした10年
来日32年のキャサリン・フィッシャーさん
10年前 横須賀基地近くで性的暴行を受ける
民事裁判で勝訴 暴行認定 300万円の賠償命令
米兵は帰国し支払いを免れたまま
「私の場合は裁判に勝ってる。
本当だったら日本政府がこの人を戻さないといけない。
米兵の事故・犯罪の慰謝料の大半を日本政府が支払う
「何で米兵の罪について日本人が払わないといけないのか考えられない」
「もう恐れずに全てさらけ出すのは私の声が皆の声になるから」
「日本政府もアメリカ政府も協力してくれないから自分でやるしかない」
「今日、生きていて良かった。何かちょっと変わるかもしれないから嬉しい」
(本間浩法政大学名誉教授)
「いかに不平等であるかについて日本はもっと主張しなければいけない。
それをしてこなかった」
なくならない米兵暴行事件 今も続く被害女性の闘い
http://www.youtube.com/watch?v=D2DBDFqpoQc
http://www.dailymotion.com/video/xuip8w
http://www.veoh.com/watch/v39108759W6gAzGYY
「レイプと殺人に反対なら地位協定を変えて下さい」
「横田基地はアメリカなのですが
基地の上空もアメリカのものです
米軍が管轄する空域」
一都八県にまたがる横田空域という制限エリアは
米軍の許可がないと飛ぶことはできない
民間機の多くはこの空域を避けて飛ぶのが現状
オーストラリア女性 集団暴行事件で日米両政府を批判
http://www.qab.co.jp/news/2012101938712.html
2012年彼女は、性被害者が守られない日本の状況を変え、
被害を受けた人達にあなたは悪くないと訴えたいと
サングラスを外し実名を公表することを決意。
今回の事件を受け、急遽沖縄を訪れました。
彼女は壊れたレコードを手に、事件の度に「綱紀粛正」という
言葉だけをくり返す日米両政府はこのレコードと同じだと批判しました。
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