MD:プーチンの逆提案
米国のミサイル防衛システム計画に対し、露が逆提案
http://www.afpbb.com/article/politics/2236331/1667338
米ロ首脳会談、MD共同開発めぐりロシアが逆提案
http://www.asahi.com/international/update/0608/TKY200706070560.html
ミサイル防衛、ロシアが米に逆提案
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3581261.html
Russia and the Missile Defense System (VIDEO 2:26)
http://abcnews.go.com/Video/playerIndex?id=3256460
「プーチン大統領にとって、旧ソ連圏へのレーダー配備なら
国内で政治的に受け入れ易くなるからです。
しかしアメリカにとっては、技術面で大きな懸念があり、
プーチン大統領もその点は承知している筈です。
Radar not appropriate for tracking missiles
Even if upgraded, location is bad
アゼルバイジャンの既存のレーダーはミサイル追跡には適さず、
たとえ更新しても、立地が悪い
(JOHN PIKE:Director, globalsecurity.org)
『イランに近すぎるので、ミサイルが発射されても、
あっという間に上空を通過して、レーダーの探知範囲から消えてしまいます』
(MICHAEL McFAUL:Carnegie Endowment for Int'l Peace)
『真の意味での妥協ではなく、ボールを投げて、主導権を握ろうとしている』
今後数か月、研究や交渉を重ねることになるでしょう。
それこそがプーチン大統領の意図する所かもしれません」
Putin schlagt gemeinsame Raketenabwehr vor (VIDEO 3:56)
http://www.zdf.de/ZDFmediathek/inhalt/27/0,4070,5548891-6-wm_dsl,00.html
「ブッシュ大統領です。両国の外交・防衛の専門家が検討することになります。
プーチン大統領です。透明なシステムで両国が平等に参加できるのであれば、
こちらからの批判は解消します」
(VIDEO 5:09)
http://www.vesti.ru/video.html?vid=103376
「昨日アゼルバイジャンの大統領と話したばかりですが、
アゼルバイジャンの大統領も世界の安全保障に貢献したいと話していました。
システムは自動化されており、これを使えばヨーロッパの一部だけではなく、
全ヨーロッパをカバーする防衛網ができます。
ヨーロッパの国にミサイルの一部が落下するといった心配は一切なくなります。
それらは海に落ちるようになっています。
ミサイルの照準をヨーロッパに向けないという
ロシアの方針を変える必要もなくなります。
逆に多方面での協力の道が開けるでしょう。
専門家レベルの検討に早急に入ることでブッシュ大統領と合意しました。
どんな国でも、例えばイランなどが長距離ミサイルの実験をしたとすれば、
露米の偵察システムがすぐにそれを探知するということです。
最初の実験から実戦配備まで、このクラスのミサイルでは、少なくとも三年から
五年はかかりますから、対応するシステムを配備する時間は十分にあります。
アメリカと対策の協議にどんなに時間がかかってもちゃんと間に合います。
ブッシュ大統領は、戦略グループという名の組織を作り、軍事専門家や
国務省の代表らを入れ、検討させ、受け入れ可能な道を探ると述べました。
ガバラ・レーダー基地は、ロシアの弾道ミサイル発射監視システムの
一部となっているシステムで、22年前、ソ連の対ミサイル防衛システムの
重要なエレメントの一つとして作られました。
専門家によると、現在も最も強力な監視システムとして機能しています。
対象地域は、イラン、トルコ、中国、パキスタン、インド、イラク、
オーストラリア、この他、アフリカの半分以上、インド洋や大西洋の島々も
カバーしています。
現在ロシアは2012年までの契約でこの施設を使用しています」
Edition du vendredi 8 juin 2007
Tensions autour du bouclier anti-missiles: explications
http://jt.france2.fr/20h/index-fr.php?jt=1
アラスカのフォートグリーリー基地
数か月前から16基の迎撃ミサイルが配備
これをポーランドとチェコに配備する計画
アメリカは軍事的選択と言っていますが、現実にはむしろ政治的なものです。
国際戦略研究所責任者 PASCAL BONIFACE 氏は、
「既にある米軍基地を使う。
あるいはイランの脅威に近いイタリアやトルコなどを選ぶなど、
他の選択も可能でした。
ポーランドやチェコに配備するというのは、
ロシアに向けてアメリカの軍事設備が前進することを意味します」
当然ロシアは憤慨しています。
自国の戸口にアメリカの兵器が配備されることで
地域の戦略バランスが変わります。
アゼルバイジャンのガバラ基地の共同使用という
プーチン大統領のイニシアティブが実現する可能性は全くないものの、
両者が対話を続ける道を開きました。
プーチン大統領
トルコかイラクにミサイル迎撃システムを配備するようアメリカに提案
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20070612_124104.html
露がミサイル防衛力アピール、レーダー基地を報道陣に公開
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070701id01.htm
Inside a Russian radar station (VIDEO 2:29)
http://news.bbc.co.uk/player/nol/newsid_6260000/newsid_6260500/6260530.stm?bw=nb&mp=wm
アゼルバイジャン北部にあるロシアの広大なレーダー基地です。
イランや中東からのミサイルを察知できるとされています。
これまで西側の記者がこの最高機密施設への取材を
許可されることはありませんでした。
ロシアは東欧へのミサイル配備の代替としてこの施設使用を提案しています。
詳細は公開されませんでした。
ここが司令室だと思われます。
六千キロ離れたミサイルを察知できるということです。
前世紀の遺物のような設備も残っています。
レーダー送信塔です。
とても古いジェームスボンドのスパイ映画のようです。
(Major General ALEXANDER YAKUSHIN:
Central Command of Russian Space Troops)
『この施設はロシアのミサイル防衛システムとしては完璧です。
アメリカに適合するかどうかは分かりません。
政治的な意思があれば近代化することは可能だと思います』
軍にとってアゼルバイジャンの基地は
ロシアの国家安全保障に貢献しているとのことです。
ロシアはG8で共同使用を提案しています。
(PAVEL FELGENHAUER:Defence Analyst)
『早期警戒レーダーですから、迎撃ミサイルを誘導する能力はないと思います。
イランの全ての領土をカバーし切れていません』
この基地の共同使用はアメリカによって拒否されることになりそうです。
そうなれば軍備拡大競争が始まり、
ロシアのミサイルがヨーロッパに向けられることになるかもしれません」
カリーニングラード:脚光浴びるロシアの飛び地
http://www.veoh.com/videos/v15373930Xtgen4x7
Online Videos by Veoh.com
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