麻薬ゲリラと戦うコロンビア;コロンビア革命軍FARC
コロンビア革命軍FARC (F2) (2007.10.17)
「麻薬ゲリラと戦うコロンビア」(NHKBS)(2005.4.13 放映)
世界最大のコカインの生産国と言われるコロンビア
(国別栽培面積の56%)
ウリベ大統領:支持率は六割
去年は殺人・誘拐件数は半分に減る
・コカ栽培農家を森林保護員として雇用
・家具に使われるチークの木への転農を促進
チーク栽培を条件に月一万円を支払う
一家族が生活できる金額
育った作物が売れれば、利益の一部も支給
一年前から実施、栽培地は全国35か所
15000人以上を雇用
反政府ゲリラ勢力は二万人以上
・投降を歓迎する式典
・元ゲリラ兵に当面の生活費として支援金を支給
・社会復帰を支援
NGOが運営する職業訓練所
月一万円の賃金を支給し、二年間は衣食住も保証
これまで六千人以上が組織から離れました。
大半が十代後半から二十代の若者達です。
ゲリラ兵の多くはゲリラが支配する地域で育った子供達です。
元ゲリラ兵は、
「理想の為に戦って死ぬのが当然だと思っていました。
死を覚悟したこともあります。
このような支援には本当に感謝しています」
元ゲリラの宿泊施設
社会の偏見や差別が激しいことから、元ゲリラ兵やその家族が一緒に暮らし、
社会復帰への一歩を踏み出すことができるようにしているのです。
左翼ゲリラに対しては強硬姿勢
右派ゲリラに対しては柔軟な対応:交渉大詰め:減刑も検討
<私の感想>
「テロ撲滅」と声高に叫ぶことはたやすいですが、
現実世界で、本当に進展させるには、きめ細かい、地道な政策と努力と継続が
必要なんでしょうね。
それで、初めて、やっと、ほんの少しずつ進展していくのでしょうね。
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