« イラン核施設公開 | トップページ | 「密着 北朝鮮経済視察団がゆく」NHKBS »

2005.04.06

ジンバブエ:Zimbabwe

ジンバブエの人々の声:Voices from Zimbabwe
http://www.veoh.com/videos/v151181662D4jEW8Q

Online Videos by Veoh.com

『ムガベ独裁政権下のジンバブエはいま』(2007.9.25)
http://www.veoh.com/videos/v14248940y8N2xX3Z

Online Videos by Veoh.com

ジンバブエ決戦投票前 (2008.6)
http://www.veoh.com/videos/v142494987PyaJBJT

Online Videos by Veoh.com

ジンバブエ:AU会議 (2008.7.2)
http://www.veoh.com/videos/v14700172qYPHradQ

Online Videos by Veoh.com

African Union Leaders Urge Political Dialogue in Zimbabwe
http://www.pbs.org/newshour/bb/africa/july-dec08/mugabedeal_07-01.html


Zimbabwe's election challenge
http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/7440527.stm

Mugabe condemns opposition 'lies'
http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/7466875.stm

Zimbabwe election violence grows (VIDEO 2:23)
http://jp.reuters.com/news/video?videoId=84909&videoChannel=200


ジンバブエ選挙:命を賭した決死の映像 (VIDEO 10:58) (2008.7.5)
http://www.veoh.com/videos/v14799439sacb8amp

Online Videos by Veoh.com

Zimbabwe election: The stolen ballots (VIDEO 10:38)
http://www.guardian.co.uk/world/video/2008/jul/04/election.zimbabwe

How an angry prison officer with a secret camera shamed a tyrant
http://www.guardian.co.uk/world/2008/jul/05/zimbabwe

Zimbabwe 'vote-rigging' film (VIDEO 1:52)
http://jp.reuters.com/news/video?videoId=85898&videoChannel=200


「墓場行き」を意味する水・下水の危機
http://www.news.janjan.jp/world/0710/0710073553/1.php

「〝圧政国家〟ジンバブエの実態」(NHKBS 2005.4.5)
1980年ジンバブエ独立。
それまではローデシアと呼ばれていた。
ゲリラ闘争の指導者がムガベ大統領。

「アフリカの穀倉地」と呼ばれた肥沃な土地。
金やクロムなどの鉱物資源もある。

 英BBCの選挙リポートには、大統領側の集会に潜入し、
支持者に食料が配られる様子を隠し撮りしています。
「与党は食糧で権力を維持しているのです」
取材したBBCのクルーは投票日を前に国外追放となりました。

 ジンバブエ議会選挙(3月30日)
・与党:ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線:78議席
・野党:民主変革運動:41議席

 イギリスITN(Independennt Television News)

「この地域では、食料を買う為には役所に登録することになっています。
 ところが野党支持者は登録してもなかなか食料を手にできません」

「この国の食料は全て与党が押さえています。誰もタッチできないのです。
 彼らは食料を政治の材料として利用しています。」
(カソリック司祭ピアス・ヌコベ氏)

 今回の選挙で野党側は、これまでと違って政府批判を口にできるように
なりました。
 治安当局や与党支持者からの脅迫も減ったといいます。

投票で選ばれる120議席の他に、ムガベ大統領が30人を任命できます。
与党の優位は動きません。
選挙区の区割りは与党有利に行われる。

 日本大学教授の青木一能氏は、
(2002年の大統領選挙に日本政府の選挙監視団として参加)
「非政府系のメディアもありますし、しかし爆破されているんですけども、
 少なくともアメリカが言う圧制国家、全部横並びでジンバブエも一緒、
 例えば北朝鮮と同じように扱うのは、ちょっと考えなくちゃいけないな。
 かなり発言の自由はありますし」
「2002年の大統領選挙の時は、集会を厳しく制限していた。
 それと比べると今回の総選挙はある種自由な雰囲気があった。
 他方、大統領選挙から三年間かけて、与党側がかなり与党有利の仕組みを
 作ってきた。例えば、選挙登録、投票所の管理」

「1990年代に経済状況が悪化し、白人の農園を不法占拠する。それに対して
 ムガベ政権は黙認し、1992年には土地収用法で白人農園を占拠する。
 結果として白人農園主が流出し、肥沃な農地が荒廃していく」

 <私の感想>
 イギリスの植民地支配からの民族独立を勝ち取った英雄であることは
歴史的事実だ。
 しかし、そのことが、その全てを肯定し、批判を許さないということには
ならない。
 現在の経済的失敗状況の責任はある。
その責任を排外主義的に転嫁することは間違っている。
 肥沃な農地に恵まれ、鉱物資源も豊富ということから、
本来は豊かな国の筈なのだが、国民が貧窮している責任からは免れない。
 植民地支配も悪だが、非民主的支配も悪だ。

 しかし、一口に非民主的国家といっても、あの北朝鮮と同一レベルではない。
限界はあるが、野党も存在するし、政府批判も公然と行われている。
そういう意味では、民主的な方向へ向かっている、向かわざるを得ないとも
言えるのではないか。
問題なのは、非民主的な国家を、より民主的な方向へ向かわせることであって、
非民主的国家とレッテル張りし、軍事的に叩いてもよいのだということには
ならない。

|

« イラン核施設公開 | トップページ | 「密着 北朝鮮経済視察団がゆく」NHKBS »

コメント

ファストトラック以前にジンバブエに白人などが潜入し、ショナ族やンデベレ族の土地を奪いとっています。

今の現状をイギリス側の視点で見れば、ムガベ大統領はまったくの悪者のような響きですが、ファストトラックの以前に白人が何をしたのかを知ってから、ジンバブエの現在を見るべきです。
今のZimのGDPを見ると、白人所有土地回収以前よりかなり下がっているのは事実です。しかし以前はジンバブエの肥えた土地の40%以上がZimの人口1%にしか満たない白人に占領されて、原住民である黒人のショナ族やンデベレ族などは白人が用意した小さな敷地に押し込められ飢えていました。ですから、ZimのGDPだけを見ればファストトラック政策は完全なる失敗に見えます。しかしその以前のGDPが意味する豊かさがその1%に満たない実際の侵略者たちである白人のものであって、自分たちの先祖の土地を奪われ飢えた状況に追い込まれたなら黒人ジンバブエ人が反撃に出るのは当然ではないでしょうか(原住民たちがどんな扱いをされてたのかを創造できるのは、ある19歳のジンバブエの男の子(ショナ族)が彼の祖父は2人とも白人によって殺害されたといっていました。)?
そこでおきた黒人たちの白人からの暴力的な方法での土地の占拠ですが、その黒人たちのほとんどが自分たちのイギリスからの独立のために戦った人々です。彼らにしてみれば、自分たちで独立を勝ち取ったにもかかわらず、まだ自分たちは白人に追いやられ飢えているのは許せません。ムガベ大統領はこのとき黒人たちに土地を白人の”持ち主”に返すよう命令を出しますが、それ以上、強制的に黒人たちを土地から追い出すなどしなかったため、事実上、黙認したようになっています。ジンバブエがイギリスから独立したとき、ジム側はイギリス人にジムから退去するよう命令することもできましたが、彼らは’黒人と白人の平和平等’を願いそのままいても良いことにしました。しかし、ジムの人口の1%にしか満たない白人が農業可能なとちの40%をしめていたなら、ファストトラックを開始するのも当然なことです。

”現在の経済的失敗状況の責任はある” とありますが、多くの原住民たちはそうは思っていません。彼らは先進国が自分たちが白人から土地を奪ったことに腹が立ち、ムガベ大統領の政治に目をつけ、自分たちに経済制裁を加えたと確信しています。実際に黒人農場の利益はファストトラック後倍増し、生活も改善されていました。ファストトラックはタバコ生産に打撃を与えましたが、黒人原住民にとっては、白人たちの土地がじぶんたちにかえってきてるわけですから、じっさいのGDP低下などは問題ありません。
現在のジムの経済の状況は先進国の経済制裁の責任です。成長段階にあるジンバブエにとって国民の平等は不可欠です。そして最
成長段階であるジンバブエはいま、以前どの国も経験したような状況にあるんではないでしょうか?それを”圧制国家”とよんでヨーロッパ側のメディアは白人の視点から見た原住民を無視したジンバブエを放送しています。
ジンバブエの原住民に話を聞いてください。そしたら、もっと違う事実が見えてくるはずです。

投稿: | 2005.12.01 09:05

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ジンバブエ:Zimbabwe:

« イラン核施設公開 | トップページ | 「密着 北朝鮮経済視察団がゆく」NHKBS »