アラブ連盟首脳会議:スペイン首相演説
NHKBS(2005.3.23(水)放映)
スペインのサパテーロ首相は、アラブ連盟首脳会議で、
「テロとイスラムの教えとは全く無関係」
「アラブの国であっても民主主義を確立することは可能だ」
と訴えました。
「自由を恐れてはいけません。法治国家における自由こそ、
独善的で狂信的行為への最も有効な対抗手段なのです。
女性の事例がその典型です。女性の地位や権利の保障が
社会全体の安定や繁栄、そして教育水準の向上につながるのです」
<私の感想>
イスラム原理主義過激派の伸張は、アラブの政治権力者にとっても、
頭痛の種です。
ファナティックなイスラム原理主義過激派の跋扈は、
文明の後退であるかのようにも見えます。
イスラム原理主義過激派の存在、それは、
他国の内紛を煽ることにとっては、一つの<政治的カード>かもしれませんが、
自国内での勢力伸張に対しては、強権的な弾圧で臨んできたと思います。
政治的自由の拡大、議会、選挙といった、統治形態の民主的変革という体制の
ラディカルな変革に向かう、その必然性が、既存の政治権力者にあるのかどうか
は、かなり疑問ですが、、、
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