アンナ・ポリトコフスカヤの死
(BBC:Emma Simpson)
http://news.bbc.co.uk/nolavconsole/ifs_news/hi/newsid_4800000/newsid_4801600/nb_rm_4801615.stm
(2分間の映像)
「自宅の前には花が捧げられています。
ある老婆は『つい二日前に声を聞きました。とても心が痛みます』
ある老人は『ロシアの為に多くのことをしてくれました。
もっと進めて欲しかったです。ロシアがもっと民主的、公正になり、
人々が生活し易くなった筈なのに残念です』
セキュリティカメラに写った野球帽を被った若い男の映像が公開されました。
胸と頭に計三発の銃弾。
モスクワで人権擁護団体等による抗議・追悼集会が開かれました。
チェチェンでの誘拐・拷問に関する新しい記事を発表する直前でした。
月曜日に出版する予定でした。
仕事の内容が殺害の原因であることは明らかです。
ゴルバチョフ元大統領も独立メディアへの攻撃と抗議しています」
(CNN:Matthew Chance:Senior Intl. Correspondent)
「チェチェンでの拷問や誘拐について月曜日に記事を発表予定でした。
ロシアの検察当局は、一つの可能性として、
調査の記事を書いていた為とみられています。
この数か月、クレムリンの支持するチェチェンの
カディロフ政権を批判する記事を書いていました」
人権ジャーナリストであるアンナ・ポリトコフスカヤ氏の殺害を非難する
http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=202
アンナ・ポリトコフスカヤ暗殺事件に関するIFJ声明
http://groups.yahoo.co.jp/group/TUP-Bulletin/message/690
アンナ・ポリトコフスカヤ殺害、9日の記事
http://nofrills.seesaa.net/article/25149721.html
ノーヴァヤ・ガゼータ:ポリトコフスカヤ特集
http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20061009/1160365705
アンナ最後のインタビュー記事
「カディロフはチェチェンの大統領にはなれない」(抜粋)
http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20061009/1160344184
私たちの時代のスターリン
http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20061010/1160491134
Russia: Anna Politkovskaya's Last Interview
アンナ・ポリトコフスカヤの最後のインタビュー
http://rferl.org/featuresarticle/2006/10/fc088b08-0cbd-4800-b2ff-f00f5494fa5e.html
Politkovskaya: He is a puppet, nothing depends on him now.
I don't think he's more powerful than anyone else.
He's a coward armed to the teeth and surrounded by security guards.
I don't think he will become president [of Chechnya].
That is my strong inner belief, perhaps an intuition.
It's not something rational, and nor has it been confirmed
by Alu Alkhanov... Alu Alkhanov himself is a very weak person.
That is his particular problem and the main reason for
Kadyrov’s increasingly draconian methods.
彼(カディロフ)は操り人形です。今何も彼次第ではありません。
私は彼が他の誰よりも強力であると思いません。
彼は完全武装し、そして警備員に囲まれている臆病者です。
私は彼が[チェチェン共和国の]大統領になるとは思いません。
それは私の強い内面的な信念、多分直観です。
それは何か合理的なものではありません同様にそれはアルハノフによっても
確認されませんでした・・・。
アルハノフ自身は非常に弱い人です。
それは彼の特定の問題とカディロフのますます過酷な方法の主な理由です。
Personally I only have one dream for Kadyrov's birthday:
I dream of him someday sitting in the dock,
in a trial that meets the strictest legal standards,
with all of his crimes listed and investigated.
個人的に私はカディロフの誕生日のためにただ一つの夢を持っているだけです:
私はいつの日か彼が被告席に座り、
最も厳しい法律上の標準を満たす裁判で
リストされ、調査された彼の犯罪の全てで。
By the way, no other newspaper writes anything about this,
but criminal cases have been launched against the Kadyrovtsi and Kadyrov
personally on the basis of three articles published by our newspaper.
I myself am a witness in one of these cases.
These cases are about abductions, including one criminal case
about the abduction of two people carried out
with the participation of Ramzan Akhmedovich Kadyrov.
ところで、他のどのような新聞もこれについて何も書きません。
しかし刑事事件が我々の新聞によって出版された三つの記事に基づいて
カディロフとカディロフの私兵に対して開始されました。
私自身はこれらの事件の一つの目撃者です。
これら事件は誘拐についてです。
カディロフの参加で実行された二人の誘拐という一つの事件も含みます。
Murdered Russian Journalist Was Finishing Article on Torture in Checnnya - Editor
殺害されたロシアのジャーナリストは
チェチェンでの拷問の記事を仕上げつつありました。
http://www.mosnews.com/news/2006/10/08/politkupd.shtml
Slain writer 'preparing torture story'
「拷問の記事を準備している」殺された著者
http://edition.cnn.com/2006/WORLD/europe/10/08/russia.murder.ap/index.html
(AP) -- A journalist shot to death in an apparent contract killing was
about to publish a story about torture and abductions in Chechnya when
she was slain, her editor said Sunday, as Russia's top prosecutor took
charge of the case.
明白な契約殺人で銃殺されたジャーナリストは、殺害された時、
チェチェン共和国での拷問と誘拐についての記事を出版しようとしていたと
彼女の編集者が日曜日に言いました。
ロシアの最高の検察官が事件の担当となりました。
Politkovskaya, 48, had collected witness accounts and photos
of tortured bodies and the article had been due for publication Monday,
her newspaper's editors said.
48歳のポリトコフスカヤは、目撃証言と拷問にかけられた体の写真を
集めていました。記事は月曜日に発売予定でした。
彼女の新聞の編集者が言いました
“We never got the article, but she had evidence about these (abducted)
people and there were photographs,” Novaya Gazeta’s deputy editor,
Vitaly Yerushensky, told Ekho Moskvy radio.
「我々は記事を一度も手にしていません。しかし彼女にはこれらの(誘拐された)
人々について証拠がありました。そして写真がありました」
ノバヤ・ガゼータの副編集長(Vitaly Yerushensky)が Ekho Moskvyラジオに
話しました。
“These are cases of kidnappings, including one criminal case concerning
an abduction personally involving Ramzan Kadyrov,
a kidnapping of two people, whose photographs are now on my desk,”
she said in comments rebroadcast Sunday by Ekho Moskvy.
「これらは誘拐事件です。個人的にカディロフが関係する誘拐事件を含みます。
二人を誘拐しました。その写真が今私の机の上にあります」
彼女は Ekho Moskvy によって日曜日に再放送されたコメントで述べました。
In a recent radio interview, Politkovskaya said that she was a witness
in a criminal case against Moscow-backed Chechen Prime Minister Ramzan
Kadyrov, whose security forces have been accused of kidnapping civilians
and other abuses.
最近のラジオインタビューで、ポリトコフスカヤは、
モスクワに支援されたチェチェンのカディロフ首相に対する刑事事件で
彼女が目撃証人であったと述べました。
その治安部隊が市民誘拐と他の虐待の罪で告発されています。
On its Web site, the biweekly Novaya Gazeta wrote that
the killing was either revenge by Kadyrov or an attempt to discredit him.
隔週紙ノバヤ・ガゼータは、そのウェブサイトで、
殺害がカディロフによる復讐か、彼の評判を落す試みであると書きました。
Former Soviet leader Mikhail Gorbachev condemned the journalist’s
killing as ”a blow to the entire, democratic, independent press.“
元ソビエトの指導者ミカエル・ゴルバチョフは、ジャーナリストの殺害を
『全ての民主的で、独立した報道機関への攻撃である』と非難しました。
(BBC)
(STEPHEN DALZIEL:RUSSIA JOURNALIST)
「四年前に彼女と話したことがあります。
『あなたは敵をたくさん作っている。殺害される可能性がある。恐くないのか』
『確かにそれはある。殺害やレイプの脅迫を受けたことがある』と言っていました。
しかしながら報せることが必要だと言っていました。
『チェチェンの人達の生活を実際にこの目で見てきた。
その辛さ、苦しみを見てきた。
それを伝えなければならない。
もしその状況を伝えなければ、人は知らないだろう。
だからリスクを恐れない』と言っていました。
ジャーナリスト、政治家、ビジネスマン、多くの人達が殺害されています。
もっとひどいことは、犯人が逮捕されていないということです。
今回、この容疑者の映像が公開されたということで、
モスクワの人々は驚いています」
ロシア人ジャーナリストの疑惑の死
http://diary.jp.aol.com/wkyxkc7pyfku/934.html
A suspicious death in Russia
http://www.economist.com/agenda/PrinterFriendly.cfm?story_id=8018567
Anna Politkovskaya, Prominent Russian Journalist,
Putin Critic and Human Rights Activist, Murdered in Moscow
http://www.democracynow.org/article.pl?sid=06/10/09/1358259
Russia: Politkovskaya Investigating Chechen Torture At Time Of Death
http://rferl.org/featuresarticle/2006/10/0fe50696-438e-453e-9f74-401bde7a9bb0.html
<私のコメント>
そういえばつい二、三日前に、BBCでチェチェンの2,3分の映像報道を観ました。
カディロフの指導の下でチェチェンの再建が一定程度進んでいるという報道でした。
こういう報道は、BBCで、数か月に一度くらいは観るのですが、
今回は、一つだけ新しいことを述べていました。
『カディロフが力をつけすぎているのではないか』と
『ロシアが考えているのではないか』という内容です。
1.アンナ・ポリトコフスカヤが殺害された
2.翌日にはカディロフが関係する誘拐・拷問事件に関する記事が発表される予定だった
3.カディロフが最も疑わしい
という筋書きができると思うのですが、
それと、ロシアがカディロフの力の付け過ぎを憂慮し始めた、
この二点を考え合わせると、
クレムリンがそういう筋書きになるようプロモートしている可能性も考え得るなとは思います。
推測の一つに過ぎませんが。
クレムリンが、今何故ということを考えれば、
つまり、単にポリトコフスカヤを殺害するだけならば、
何故今なのかを説明するには弱いとも思えるのです。
はっきり言えば、いつでも殺害できたのですから。
、、、しかしまあ、そんなことを考えても、ポリトコフスカヤが生き返る訳でもありません。
私は彼女は現代ロシアの良心だったと思っています。
ロシアの財産なのに、、、
ロシアは貴重な財産を失ったのです。
人類もまたそうですが。
彼女の本をもっともっと読みたかったのに、、、
とても残念です。
彼女の本がもう読めないのかと思うと残念です。
日本では二冊出版されていますが、
その他にも日本で出版されていないものを是非出版して欲しいです。
私はプーチンにとってはむしろは彼女を暗殺する必然性は弱まっていたと感じます。
もうすぐ引退するんですからね。
西側とは、上海機構を中心に対抗しつつも、
政治的、経済的に一定の良好な関係も作ろうとしていたし、今後もそうだと思います。
ポリトコフスカヤという国際的な賞も受賞し、
国際的にも有名人になってしまった人を殺害されることは、
ロシアにとってデメリットの方が大きいと思えるのです。
--------------------------------------------------------------------------------------
http://www.vesti.ru/comments.html?id=51731&tid=39591
http://www.vesti.ru/video.html?vid=57861
http://www.vesti.ru/photo.html?type=comments&doc_id=51731#
http://www.vesti.ru/news.html?id=100980
http://www.vesti.ru/video.html?vid=57928
(・ノーバヤ・ガゼータの編集局の廊下に張り出されているポリトコフスカヤの死を悼むメール
・先週の金曜日まで彼女が使っていたデスク。 取材資料の上に飾られている花)
ロシア新聞社が容疑者情報に1億円、女性記者殺人事件で
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200610100023.html
(露RTR)10/9
「ノーバヤ・ガゼータのアンナ・ポリトコフスカヤ記者殺害事件で新たな事実が浮かび上がってきました。
犯行は単独ではなく、女性の共犯者が存在したということです。
ポリトコフスカヤ記者の同僚も独自に事件の調査を開始しました。
ノーバヤ・ガゼータの編集局の廊下には
ポリトコフスカヤ記者の死を悼むメールが張り出されています。
彼女が使っていたデスク。
先週の金曜日のままです。
取材資料の上に花が飾られていました。
実は六年前にも記者が正面玄関前で殺害されるという事件があり、
その時は編集局による独自の取材が事件解決に役立ちました。
ノーバヤ・ガゼータ副編集長です。
『事件発生後、我々の方でも直ちに調査を開始しました。
我々の取材網を利用し、総力を挙げて調査にあたっていますが、
今の所、これといった有力な手掛かりは出ていません』
これまでの捜査で明らかになった所では、
犯行は計画的なものだったということです。
犯人はポリトコフスカヤ記者のマンションの入り口で機会を狙っていました。
監視カメラがその姿を捉えています。
犯人は顔を見られないように、帽子を目深に被っていました。
また同じ男の姿が、ポリトコフスカヤ記者がよく買い物をする
スーパーの監視カメラにも映っていたということです。
しかも監視カメラにはこの男だけでなく、ポリトコフスカヤ記者に
つきまとうようにして歩いている30歳位の女性の姿もありました。
記者が住んでいたマンションの住人の話では、事件直前に見知らぬ女性が
マンションの入り口で二人の男を呼び寄せるようにしていたということです。
その内の一人が犯人である可能性があります」
今日のロシアの覚書(深夜便2)
http://blog.goo.ne.jp/kitaryunosuke/e/674b169e6e57e150013c9aa739472bef
Pro-Moscow Chechen Strongman Old Enough to Run for Presidency
(親露チェチェン有力者、大統領に立候補する年齢に達している)
http://www.mosnews.com/news/2006/10/06/kadyrov.shtml
MosNews:06.10.2006
Ramzan Kadyrov, the strongman whose personal militia runs Russia's
Chechnya on the Kremlin's behalf, turned 30 on Thursday making him
eligible to run for the region's presidency, the Reuters news agency
reports.
彼の民兵組織がロシア政府の代わりにロシアのチェチェンを運営している
ラムザン・カディロフは木曜日30歳になり、この地域の大統領選挙に出馬出来る年齢となった。
カディロフ達はロシア政府が10年に亘る分離主義者の反乱制圧を助けてきた。
だが、まあまあの平和の為にロシア政府は、この地域のコントロールを
「暴漢」と呼ぶにふさわしい男に渡した、と人権団体は言っている。
カディロフは木曜日、地域の空港を再開する式典を取り仕切った。
これは分離主義者とロシア軍の戦闘が始まった1994年から閉鎖されていた。
「インターネットは、どれほど私が大統領になれる誕生日を待ちきれないか、
についての話で一杯だ。私は何度も何度も、この仕事には未だ早すぎると言ってきた」と彼は言った。
だがチェチェンNo.2の地位である首相として、カディロフは以前に、
チェチェン人が自分に大統領になるよう要求すればなる、と言っていた。
主にムスリム系のチェチェンの憲法は30歳以下の大統領立候補を禁止している。
チェチェンのAlu アルハノフ統領はカディロフよりも遙かに知名度が低い。
人権団体は彼の民兵達が拉致誘拐、強請、殺人すら行っていると批判している。
彼は容疑を否定している。
またカディロフはよくアッラーに言及し、女性のヴェール着用や一夫多妻制を支持し、
アルコールを禁止している。
これは全てロシア政府の方針に沿っていない。
カディロフはプーチンを褒め称えているが、アナリスト達は、彼が大統領に
なったらロシアの法律には殆ど見向きもしないだろうと言っている。
今日のロシアの覚書(朝刊)
http://blog.goo.ne.jp/kitaryunosuke/e/5518538fed7d5fc4835d72017dd26078
Russian Prize Winning Journalist and Putin's Critic, Anna Politkovskaya,
Shot Dead in Moscow
(露、賞受賞のジャーナリストでありプーチン批判者のAnna Politkovskayaが
モスクワで射殺される)
http://www.mosnews.com/news/2006/10/07/politkovskaya.shtml
MosNews:07.10.2006
モスクワの殺人、またはプーチン批判@ワシントン・ポスト
http://blog.goo.ne.jp/kitaryunosuke/e/1767bd7ac7ecef70a92cb1782ddacd44
Murder in Moscow
The Putin era of brutality claims a victim of rare courage.
(モスクワの殺人 ~プーチン時代の残忍性が稀少な勇気の犠牲を奪う)
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/10/07/AR2006100700718.html
Washington Post:October 8, 2006
"Taking a risk comes with the job," she said in 2002, as she accepted
an award for courage from the International Women's Media Foundation.
"And if you cannot take it any more, if you are unwilling to risk, you have to leave.
2002年、国際女性メディア基金から勇気に対する賞を受け取りながら
「リスクはこの仕事に付いてくる」と彼女は言った。
「それに、それ以上リスクを冒せなくなったら、
リスクを冒したくなくなったら、去らなければならない」。
"As for myself," she concluded four years ago, "I am not tired yet."
「私に関しては、未だ疲れてはいない」
と彼女は4年前に締め括った。
今日のロシアの覚書
http://blog.goo.ne.jp/kitaryunosuke/e/dfbcc1848b7349d4d958cdbc41f2b22f
UN Torture Investigator Hopes to Visit Russia's Chechnya Region Soon
(国連拷問調査官、近々チェチェン地域訪問を希望)
http://www.mosnews.com/news/2006/10/05/tortureinvestigation'.shtml
MosNews:05.10.2006
The United Nations special investigator on torture said on Thursday
he hoped a visit to Russia's Chechnya region, canceled after Moscow said
he could not meet prisoners freely, would go ahead within months,
Reuters news agency reports.
国連の拷問担当特別調査官は木曜日、ロシア政府が彼は囚人達と好き勝手に
会う事は出来ないと言った後でキャンセルされた、チェチェン地域訪問が
数カ月以内に実現する事を希望していると語った。
マンフレッド・ノワクは水曜日、来週に計画されていた、1990年代以来
分離主義の戦いの現場であり、北オセチア、Ingushetia、Kabardino-Balkaria
共和国に隣接するチェチェン訪問をキャンセルすると発表した。
「当初私は、プライベートに拘留者と話し合う事を含めた、
私の条件が尊重されると約束されていた。そうでなければ、
私はこの正体を決して受け容れなかっただろう」
とノワクはウィーンで行われた記者会見で語った。
彼は、ロシア政府との接触後、来年前半にこの地域を訪問したいと考えていると述べた。
「解決策を見出せる、と私は保証された。
これは延期であってキャンセルではないと私は保証されたのだ」
この任務の条件には、ノワクが国内を自由に動き回り、ロシア軍がチェチェン
反乱軍の囚人やその他分離主義者を支持した人々を拘留している収容所への
予告無しの訪問を行える事も含まれている。
ノワクは、ロシアで自分が直面するであろう制限は、彼がガンタナモ・ベイ訪問
を計画した時にアメリカが彼に課そうとしたものと同じだと言った。
彼は昨年11月、アメリカの招待を拒否した。
(米PBS)
Russian Human Rights Journalist Murdered in Moscow
モスクワで殺害されたロシアの人権ジャーナリスト
http://www.pbs.org/newshour/bb/media/july-dec06/russia_10-09.html
Anna Politkovskaya, known for her reporting of human rights abuses
by the Russian military and the plight of civilians in Chechnya,
was gunned down Saturday in Moscow.
Colleague Nina Ognianova discusses the murder and
reflects on Politkovskaya's career in journalism.
アンナ・ポリトコフスカヤは、ロシア軍による人権侵害とチェチェン共和国の
市民の苦境の報告で知られていて、モスクワで土曜日に銃で撃ち倒されました。
同僚のニーナ・オグニアノーヴァさんは殺人を論じ、
ジャーナリズムにおけるポリトコフスカヤの経歴を熟考します。
JEFFREY BROWN: Mourners continued today to lay flowers outside
the apartment of a prominent journalist shot to death in Moscow Saturday.
Anna Politkovskaya, known for her critical coverage of the war
in Chechnya, was found dead in her apartment building.
The 48-year-old special correspondent for the independent newspaper,
Novaya Gazeta, died from gunshot wounds, one to the head.
哀悼者達は今日土曜日にモスクワで銃殺された卓越した
ジャーナリストのアパートの外に花を置き続けました。
アンナ・ポリトコフスカヤは、チェチェン共和国での戦争の批判的な
報道で知られていて、彼女のアパートで死んでいるのを発見されました。
独立系新聞ノヴァヤ・ガゼータの48歳の特派員は、
頭部への一発を含む銃弾で死亡しました。
The death was the most high-profile slaying of a journalist in Russia
since the July 2004 assassination of Paul Klebnikov,
the U.S.-born editor of the Russian edition of Forbes magazine.
フォーブス誌のロシア版のアメリカ生まれの編集者ポール・コレブニコフ氏の
2004年7月の暗殺以来、ロシアのジャーナリストの最も注目を集める虐殺でした。
The Committee to Protect Journalists reports that Russia is the third-
deadliest country in the world for journalists over the past 15 years,
behind only the conflict-ridden countries of Iraq and Algeria.
A new report found that 42 journalists had been killed in Russia
since 1992, many of them slain in contract-style executions,
and the vast majority unsolved by Russian authorities.
ジャーナリスト保護委員会は、ロシアは、これまでの15年間にわたって、
紛争に悩まされるイラクとアルジェリアの次、世界で三番目に
ジャーナリストの殺害の多い国であると報告します。
新しい報告によると1992年以来42人のジャーナリストがロシアで殺害されており
多くが契約方式で殺害され、圧倒的多数がロシア当局によって未解決です。
In Moscow this weekend, there was public outrage.
モスクワでこの週末、大衆の怒りがありました。
RUSSIAN CITIZEN (through translator):
If we don't defend ourselves and the people don't defend journalists,
more journalists will be killed.
This is for sure, because the unlawful government in power is corrupt
and the thieves are always afraid of the truth.
ロシアの市民(翻訳者を通して):
もし我々が我々自身を守らなくて、そして人々がジャーナリストを守らないなら
もっと多くのジャーナリストが殺害されるでしょう。
それは確かです、なぜなら政権を握っている不法な政府は不正であり、
そして泥棒は常に真実を恐れるからです。
RUSSIAN CITIZEN (through translator):
She did a lot for Russia. If there were more journalists like her,
the country would become more democratic, more prosperous, and more fair.
ロシアの市民(翻訳者を通して):
彼女はロシアの為に多くのことをしてくれました。
もしもっと多くの彼女のようなジャーナリストがいたなら、
ロシアはもっと民主的で、もっと繁栄して、もっと公正になるでしょう。
JEFFREY BROWN: Today, Russian President Putin, in a phone conversation
with President Bush, said, quote, "All necessary efforts will be made
for an objective investigation into the tragic death of the journalist,"
according to the Kremlin.
今日、ロシアのプーチン大統領は、ブッシュ大統領との電話での会話で、
クレムリンによれば、「全ての必要な努力がジャーナリストの
悲劇的な死の客観的な調査の為に為されるでしょう」
A voice for Chechnya:チェチェン共和国のための声
JEFFREY BROWN: More on this now from Nina Ognianova, program coordinator
for Europe and Central Asia for the Committee to Protect Journalists,
an independent organization that works on press freedom issues worldwide.
ニーナ・オグニアノーヴァさんは、ジャーナリスト保護委員会の
ヨーロッパと中央アジア担当コーディネーターです。
世界的に報道の自由問題に取り組む独立した組織です。
What more, if anything, is known at this point
about who might have been behind this killing?
この殺害の背後に誰がいたかについて、この時点でもっと知られていることは。
NINA OGNIANOVA, Committee to Protect Journalists:
What we know is that Anna Politkovskaya was just about to release
a report this Monday about alleged torture in Chechnya by the military
services under the command of the Kremlin-appointed prime minister,
Ramzan Kadyrov.
Several reports in the Russian media said that Anna Politkovskaya was
ready to release the material and was actually in possession of two
photographs of the alleged torturers, but after her tragic death,
the two photographs actually disappeared.
我々が知っていることはアンナ・ポリトコフスカヤがちょうどクレムリンに
よって任命されたカディロフ首相指揮下の軍によるチェチェン共和国での
拷問疑惑についての報告をこの月曜日に発表しようとしていたということです。
ロシアのメディアのいくつかの報告によると、
アンナ・ポリトコフスカヤが資料を発表する準備ができていて、
実際に拷問にかけたと名指された人の二枚の写真を所有していたと言います。
しかし彼女の悲劇的な死の後に、二枚の写真は実際に消えてしまいました。
JEFFREY BROWN:
Tell us a little bit about her work over the years in Chechnya.
What did she write about?
How did she go about doing it?
チェチェンでの彼女の長年をかけての仕事について我々に少し話して下さい。
彼女は何について書いたんですか。
彼女はどのように取り組みましたか。
NINA OGNIANOVA:
She was very unique for Russia, and she is irreplaceable.
Her loss is going to be a great loss, not only for her country,
but for the people of Chechnya, in particular,
whom she covered with great concern.
彼女はロシアでは非常にユニークでした。そして彼女は取り換えられません。
彼女を失ったことは、ロシアにとってだけでなく、
特に彼女が大きな関心をもって報道した
チェチェンの人々にとっても大きな損失でしょう。
She was one of the very few who made frequent trips to the conflict-
ridden Chechnya and, for seven years, had covered the Second Chechen War.
She concentrated on human rights abuses by the Russian military there
on civilians, but also wrote about the dismal conditions in which
Russian federal officers, Russian federal soldiers had to operate there.
彼女は紛争に悩まされるチェチェンを頻繁に旅行をして、
七年間にわたって第二次チェチェン戦争を報道したほんの少数の一人でした。
彼女はそこでの市民へのロシア軍による人権侵害に集中しましたが、
ロシア連邦軍将兵のおかれたみじめな状態についても書きました。
So her reporting was very compassionate and uncompromising
in portraying the human story behind the war.
だから、戦争の背後の人間の物語を描くことにおいて、
彼女の報告はとても温かく、非妥協的でした。
JEFFREY BROWN:
And she had been a very strong critical voice of President Putin.
そして彼女はプーチン大統領を痛烈に批判していました。
NINA OGNIANOVA: Yes.
Working under threats:脅迫の下の仕事
JEFFREY BROWN: She had clearly lived with a lot of danger herself.
I understand there had been previous threats on her life.
彼女は明らかに多くの危険を甘んじて受け入れていました。
私は以前にも脅迫があったと理解しています。
NINA OGNIANOVA: Yes, Anna Politkovskaya was threatened.
She was jailed.
She was forced into exile.
And she was poisoned en route to her trying to cover the hostage crisis
in Beslan in 2004.
はい、アンナ・ポリトコフスカヤは脅迫されていました。
彼女は刑務所に入れられました。
彼女は強制的に追放に追い込まれました。
2004年にベスランで人質事件を取材しようとして、途中で毒を盛られました。
In 2001, she wrote a very touching story about missing persons in Chechnya.
Following that story, she received death threats by a Russian military
officer who pledged that he will go to Moscow, and find her, and kill her.
Following that, these threats, Novaya Gazeta insisted that
she flee the country, and she fled to Austria for several months.
2001年に彼女はチェチェンでの行方不明者についての
非常に感動的な記事を書きました。
その記事の後で、ロシア軍事将校による死の脅迫を受けました。
モスクワまで行って、彼女を見つけ出し、殺すと誓うものでした。
これらの脅迫の後、ノーヴァヤ・ガゼータは
彼女が国から逃げるべきだと強く主張しました。
そして彼女は数か月間オーストリアに逃げました。
(米ABC)
Moscow Murder Hits the Press
An influential journalist's murder raises concerns about a free press
in Russia
影響力のあるジャーナリストの殺害は、
ロシアで報道の自由に対する懸念を引き起こします
http://abcnews.go.com/Video/playerIndex?id=2551182
(このニュースのビデオ映像)
「今日ロシアで最も影響力のあるジャーナリストの葬儀が行われました。
アンナ・ポリトコフスカヤさんは契約殺人スタイルで殺害されたと思われます。
ロシアでは1992年以来、43人のジャーナリストが殺害されました。
2000年にプーチン政権が発足して以来、
殺害されたジャーナリストとしては13人目です。
葬儀には二千人以上が参列しました。
アンナさんは48歳で二人の子供がいます。
頭を撃たれて死亡しました。
殺し屋を使った計画的殺人とみられています。
(RODNEY PINDER:Intl News Safety Institute)
『ジャーナリストを殺害するのが最も手っ取り早い検閲なんです。
銃を使えばお金は掛かりません。
他のジャーナリストを脅すこともできます』
アンナさんは特にプーチン大統領に批判的でした。
最近書いた本 "PUTIN'S RUSSIA" は、国内での出版が認められませんでした。
"Putin got his hands on enormous power and has used it
to catastrophic effect."
『プーチン大統領が強大な権力を持ち、それを用いて大きな不幸を招いている』
監視カメラには犯人と思われる人物が写っていますが、
事件が解決する可能性は低いとみられます。
これまで同様の手口で殺された12人の事件は一件も解決していません。
アンナさんをよく知っている雑誌ニューヨーカーの編集者レムニックさんは、
この十年ロシアを取材してきましたが、これは幻想ではないと言っています。
(DAVID REMNICK:Editor, The New Yorker)
『これはジャーナリストを狙った意図的な暗殺です。
ロシアには報道の自由がありません。
1991年に解放された筈のロシアが変化したことを示す忌まわしい証拠です。
ロシアのある部分がここまでひどくなっていることに
国民は気付くべきだと思います。
どれだけ締め付けが厳しいか、マフィアなのか、ロシアの権力中枢なのか。
完全にテレビ放送は統制されていて、
アンナさんはテレビに出演することもできませんでした。
殺される前に息の根を止められていました』
ライス国務長官
『ロシア政府にはジャーナリストを殺害した者を
探し出すという決意を示す重い責任があると思います。
確かにこのような事件が多すぎますし、
また余りにも多くの事件が未解決に終わっています』
ライス長官はロシア政府に世界に見られていると意識して欲しいと語りました」
--------------------------------------------------------------------------------------
Chechen Force Goes to Beirut
チェチェン軍がベイルートに向かう
http://www.sptimes.ru/index.php?action_id=2&story_id=19065
The estimated 50 soldiers were plucked from the army's 42nd
Division's East and West battalions, Baranov said.
The battalions are manned by ethnic Chechens.
推定50人の兵士は陸軍第42師団の東西大隊から引き抜かれました。
バラーノフが言いました。
大隊は民族的にチェチェン人による要員を配置されます。
"These soldiers have rich battle experience," Defense Minister Sergei
Ivanov said at a news conference in Bishkek, Kyrgyzstan, Interfax reported.
「これらの兵士達は豊かな戦歴を持っています」
セルゲイ・イワノフ国防大臣がキルギスタンのビシュケクでの記者会見で
述べたとインターファクスは報告しました。
The decision to send Chechnya-based soldiers indicates that
the situation in the once-volatile region has calmed down,
said another ministry spokesman, speaking on condition of anonymity.
チェチェン共和国の兵士達を送るという決定は、かつて激しやすい地域の状態が
落ち着いたことを示しますともう1人の省報道官が匿名を条件に述べました。
Chechen Prime Minister Ramzan Kadyrov called the commandos
"the best of the best in their division," RIA-Novosti reported.
Many soldiers in Chechnya voiced hopes of going to Lebanon,
Kadyrov said, "but only the best were chosen."
チェチェンのカディロフ首相が、コマンドを「師団での最良の中の最良」
と呼んだと RIA - Novosti が報告しました。
チェチェン共和国の多くの兵士達がレバノンに行きたいと希望を口にした。
カディロフは「しかしただ最良の者だけが選択されました」と述べました。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント