「ルーマニア大統領選挙の行方」NHK・BS
28日ルーマニア大統領選挙
・EU加盟の試金石として欧米各国からも注目
・旧共産党の流れを汲む与党・社会民主党のナスタセ候補
・右派野党連合のバセスク候補
・即日開票の結果、両候補とも過半数に達しない見込みで、
12月に再び決戦投票が行われる見通し
・司法制度の遅れなどからEU加盟が認められず、
3年後の2007年加盟を目指すことになりました
・チャウシェスク独裁政権の負の遺産を払拭できずにいる
・旧共産党幹部イリエスク大統領が後継
新政権主要メンバーも旧共産党メンバー達
・市場経済への移行で社会は混乱=貧富の格差が拡大
(ストリートチルドレンが溢れる)
・1996年右派政権誕生:政府内権力争いで改革は進まず
・EU加盟条件の一つである環境問題改善も遅れる
(ドナウ川に有毒物質を垂れ流し)
・2000年イリエスク復権
・2002年EU首脳会議:ルーマニア加盟先送り
(司法、環境問題での改善が不十分)
静岡県立大学教授六鹿茂夫氏は、
・90年代初めは、極右・極左政党乱立
96年あたりから中道左派と中道右派の二大政党制による選挙
その勝者とハンガリー系の少数民族政党が連立政権を組んできた
・96年、2000年と政権交代が行われていることから、
公正な民主的な選挙が行われている:民主主義が定着した
・EU加盟31項目中、29項目をクリア
司法の独立:政権党政治家達が私腹を肥やす為に司法に政治的介入
EUの財政支援が功を奏しない
・官僚機構の効率化
EUは、ウクライナ加盟の余裕はない。
・民主化を通して安定化させることで、欧州の安定を保つという戦略に出た
・ウクライナの民主化でロシアの権威主義化を防ぐ
・ルーマニア・モデル:EU加盟前に、NATO加盟:ウクライナも?
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