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2007.03.05

アフガニスタンのある少女の夢 (BBC)

Plight of Afghanistan's youth (ビデオ映像 2分31秒)
http://news.bbc.co.uk/player/nol/newsid_5300000/newsid_5300000/5300006.stm?bw=nb&mp=rm

市場の雑踏に交じって、少しでも日銭を稼ごうと
物売りをする子供達の姿が見られます。
ナヒードさんもその一人です。
ビニール袋を売り歩いて稼げるのは一日40円以下。
他の12歳の子供達のように学校に行きたくても、
両親にその金銭的余裕はありません。
午後には地元の慈善団体が開く教室に通っています。
しかし彼女が希望する教育は与えてくれません。

『応急手当とか、縫い物とか、掃除の仕方とかを習いました。
大好きなやりたかった音楽も教えてもらっています。
先生達には感謝しています。
歌い方も教えてもらいました』

しかし将来なりたいのは歌手ではありません。
『医師になりたいんです。
アフガニスタンの貧しい人々を救いたい。
お医者さんに診てもらうお金がない人もいます。
私はそういう人をただで治療し、この国を助けたいんです』

家族も私を医者にしたいと思っています。
でもお金がありません。
全てはお金次第。
お金がなければ学校にも行けません。

そして家ではまだまだやる仕事が待っています。
家族全員十人がこの一部屋で暮らしています。
しかし月五千円の家賃が払えず、
部屋を出なければなりません。
姉は午前中には学校に行っています。
しかし午後は毎日五時間、絨毯を織っています。

『タリバン支配の前、パキスタンに居た時は
養鶏場を営んでいて豊かでした。
カブールに戻ってくると、略奪に遭い、
全てのお金を失いました。
タリバンが取り上げたのです。
頭の上を爆弾が飛び交い、家の窓も割れて、
叔父さんも死んでしまいました。
タリバンがいなくなってとても嬉しいです』

アフガニスタンで子供が育つのはとても大変です。
四分の一の子供が五歳前に亡くなります。
タリバン政権下では、女の子は全て学校に行けませんでした。
今では何百万の子が通っています。
それでも四分の三の子供は12歳前に学校を離れます。
しかしナヒードさんにとり、さしたる違いはありません。
学校に行かせてもらえるのも、
医師になるという夢が叶うのも
望みは僅かです」

(NHK海外ネットワーク)3/4
本岡祥司記者
首都カブールに入る車を一台一台チェック
更には一人一人のボディチェック
道路沿いには自爆テロを思い止まるよう訴える看板も
「皆の命を大切にしましょう」
「自爆テロ防止広報ビデオ」では、
「神は人を殺し、血を流すことを禁じている
自爆テロで罪のない人々を殺すのは大きな罪だ。
罪なき人々の殺害をやめれば神の人々も喜ぶことになる」

カブール東部に住むグルさん37歳は、
清掃作業をしていた夫を自爆テロで亡くしました。
それでも五人の子供を養っていかなければなりません。
今、家計を支えているのは十歳の長女ロワイラさん。
ロワイラさんは、朝から晩までビニール袋を売って、
生活費を稼いでいます。
一日の休みもなく働いても一か月の収入は六千円程度。
家族六人の生活をやっと支えています。
『本当は学校に行きたいけれど、
家族を養わなければならないのでとても無理です』
母親は今度は娘が自爆テロに巻き込まれないかと心配です」

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