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2007.02.26

ヘルマンド州:行政サービスを担うタリバンを支持する住民達

NATO軍には自爆戦術で対抗―春季攻勢に備えるタリバン
http://memri.jp/bin/articles.cgi?ID=SP147307
http://switch5.castup.net/frames/20041020_MemriTV_Popup/video_480x360.asp?ai=214&ar=1387wmv&ak=null (ビデオ映像 3分39秒)

Afghan warlords in amnesty rally
http://news.bbc.co.uk/2/hi/south_asia/6389137.stm

政府軍・駐留軍への春季攻勢を準備 タリバン軍司令官が言明
http://news.livedoor.com/article/detail/3040792/

アフガン軍がタリバンから占領地を奪還 駐留NATO軍が発表
http://news.livedoor.com/article/detail/3029397/

Taliban 'in control' in Helmand
http://english.aljazeera.net/NR/exeres/B27A5D56-0E55-4EAA-8B88-F523D18D15F5.htm

(アルジャジーラ)2/23
「アフガニスタンの南部では、政府の権限が
タリバンによって取って代わられつつあります。
ヘルマンド州のセンギン地区では
街の外れにNATO軍が駐留する基地があるにも関わらず、
タリバンの兵士らが行政サービスの仕事に従事しています。

アフガニスタン南部のいくつかの地区ではタリバン兵が
電力や公共輸送などの行政サービスに従事しています。
ヘルマンド州センギン地区では、
この仕事がタリバンの重要な収入源になっています。
その上、政府が放棄したこの種の仕事をタリバンが
担当することで住民のタリバンへの支持が拡大しています。

電力公社で働くタリバンのシド・ムハンマドさんです。
『三年前からここで働いています。
電力はタリバンが支配しています。
電気代は私達の所へ支払われます。
技術的な問題はありますが、
まあうまくいっています』

街の外れにはNATO軍の基地があるにも関わらず、
市内にアフガニスタン政府の人影は全くありません。

住民の一人です。
『センギンの行政は全部タリバンが管理しています。
中央政府の人はここにはいません。
地区長も兵士も皆タリバンです。
うまくいっています』

タリバンの武器がこの地域を支配しています。
NATO軍は一般市民とタリバン兵の区別をつけることはできない。
更には、穏健なタリバンと過激派の区別がつかないという理由で
タリバンの武器を回収できないでいます。
他方、住民は外国軍は侵略者であって、
アフガニスタンから出て行くべきだとの意見で一致しています。

別の住民です。
『民衆は治安を守れる勢力を支持しています。
アメリカはその任務に失敗しました。
アフガニスタンに入って来た時、
アメリカの兵士は家に押し入ったのですから』

南部の中心都市カンダハルです。
このような情勢の中、人々は戦況がどう展開するかを見守っています。
NATO軍がアフガニスタンに兵員を増派すると言われているからです」


'More troops' for Afghanistan (ビデオ映像 1分21秒)
http://news.bbc.co.uk/player/nol/newsid_6390000/newsid_6396100/6396129.stm?bw=nb&mp=rm

More UK troops for Afghanistan (ビデオ映像 2分34秒)
http://news.bbc.co.uk/player/nol/newsid_6390000/newsid_6397800/6397821.stm?bw=nb&mp=rm
「戦争には似合わない風景です。
しかしかつてのソビエト軍と同じくイギリス軍も
この眺めの良い丘陵を確保するのに接戦を強いられています。
このヘルマンド川の上流の一帯は、ただの領土ではありません。
ここのダムが生む電力は、疑い深い住民達の心を掴む上で、欠かせません。

住民の反発も当然と言えます。
戦闘で家や親族を失っているからです。

イギリス軍は毎日殆ど見えない敵と衝突しています。
街や村々で一軒ずつ虱潰しに戦うゲリラ戦です。

この先の一角から敵を排除したイギリス軍の部隊が、
後退しようとして丘の上から激しい攻撃を受けました。
その為、こちらの高台にいる部隊が
そのタリバンの陣地を攻撃し、後退を援護しています。

イギリス軍の本来の任務は復興支援、再建事業の安全確保の筈でした。

ヘルマンド州で期待されているのは、この水力発電所です。
タービンと送電線を刷新すれば、
新たに住民二百万人への電力を送れるようになります。

エンジニアのラスールさんは29年間もタービンの設置を待っていました。
発電所の建物自体は以前、アメリカが造ったものです。
(ENGINEER:SAYEED RASUL)
『アフガニスタン南部には、現在発電所が一つしかありません。
ここのタービンを稼動させることができれば、
発電能力が増大しますから、国民生活の向上に大変役立つのです』

この地域の雇用増加と道路の新設も全て住民の生活向上に役立ちます。
しかし開発を始められるのは、治安状態が良くなってからからです。
イギリス部隊がタリバン残存勢力を撃退する必要があるのは、この為です。
任務は重大です。
アフガニスタンの課題は多く、解決には長い時間がかかります」


Major Nato anti-Taleban drive (ビデオ映像 2分10秒)
http://news.bbc.co.uk/player/nol/newsid_6420000/newsid_6424700/6424753.stm?bw=nb&mp=rm
ヘルマンド渓谷のカジャキダムに新しいタービンを設置すれば、
新たに二百万人に電力を供給できます。
しかしその為にはまず、今タリバンが支配している地域に
道路を建設する必要があります。
今ではこうした建物の大半は誰も住んでいません。
この数か月戦闘が続いた為、何千人もの人達が
家を離れざるをえなくなりました。
住民の信頼を勝ち取ることがこの作戦の目的だったにもかかわらず、
その住民達がいなくなってしまいました。
地元住民の大半は、タリバンを支持はしなくても、
タリバンを受け容れています。


Q&A: Your Afghanistan questions
http://news.bbc.co.uk/2/hi/talking_point/6404215.stm

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