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2006.03.05

Afghanistan:the Dangers Ahead (BBC)

「アフガニスタン:英軍と平和維持活動の今後」

「カンダハル空軍基地
アフガニスタン南部で新たに大規模展開するNATO軍の拠点です。
滑走路に沿って小さな町を作ってきた米軍は撤退しようとしています。
英軍のチヌーク・ヘリの荷おろしです。
アフガニスタン政府が実質的に支配したことがないこの地域で、
政府の権威を確立することです。

PAUL WOOD:Defence Correspondent
英軍にとっての問題は三つあります。
・タリバンの台頭
・阿片収入に依存する住民
・腐敗した地元の役人

Colonel GORDON MESSENGER
『治安はヘルマンド州の人々の最大の懸念です』

タリバンはNATO軍の到着に対して既に準備しています。
(最近のプロパガンダ・ビデオ)
コーランの一節を読み上げている若者は自爆犯です。
警官の制服を着ています。
標的に容易に近づく為です。
攻撃のぞっとするような詳細が示されています。
自爆犯はオートバイに爆薬をくくり付けて、群集に突っ込みます。
ビデオは死ぬ覚悟のできた自爆犯がたくさんいると言っています。
自爆攻撃は残酷な効果があります。

今月初め、警察は爆弾工場と80以上の装置を発見しました。
攻撃件数は増加しています。

ヘルマンド州州都ラシュカルガ
農村部の村人によると、日中は警官が情況を掌握しているが、
夜になるとタリバンが来て、食糧と宿を要求するということです。
英軍宿舎は高い壁を背にする形で建てられています。
アフガニスタン人にとっては一日ニドルの賃金でも幸運です。

Lt.Colonel HENRY WORSLEY
『この地域で軍が増強されるとタリバンを挑発することになるでしょう。
 タリバンの司令官は自らの権威失墜を恐れるでしょう。
 道路脇の爆弾は我々が直面する最大の脅威でしょう。
 ここには爆弾製造の拠点があります。
 しかし諜報活動の向上で、タリバンの動きが分かるようになっています』

TALATBEK MASADYKOV:UN Chief. South Afghanistan
『抵抗勢力にも色々あります。
 戦闘的勢力は新政権や国際部に対して攻撃を仕掛ける勢力です。
 しかし、政府に反対しながらも、平和的共存を目指す勢力もあります。
 我々の目的は人々と話をし、取り込んでいくことです。
 可能だと思います』

NATO軍は反抵抗勢力作戦に従事します。
攻撃を仕掛けられたら防衛する作戦で
これまでの米軍の作戦とは異なります。
米軍は対テロ作戦、情報に基く攻撃的な作戦で
タリバンを捕まえるか殺害するかでした。

Colonel GORDON MESSENGER
『現場においてこの二つを区別することは極めて困難です。
 実際ほとんど違いはありません。
 二本立てのアプローチ
 まず地元の人々と関わり、抵抗勢力と引き離すこと。
 二番目に抵抗勢力の幹部に関する情報活動を強化し、
 標的を絞った作戦を実行することです』


阿片はタリバンより大きな課題かもしれません。
問題は麻薬がアフガニスタンのGDPの半分を占めることです。
輸出の半分を占めます。
英軍駐留地ヘルマンド州の生産高は全国の八割です。
その上、汚職も横行しています。
ヘルマンドの地元産業は麻薬なのです。
都市部は比較的安全ですが、田舎では、追いはぎや密輸業者、
タリバンの残党が大勢潜んでおり、欧米人とみれば容赦なく殺害します。
ヘルマンドには麻薬反対派の州知事が就任しました。
ケシ畑を潰したり、密輸業者を逮捕したりする仕事は地元警察に任せたい
ケシ畑までは遠くありません。
市街地から15分も走れば着いてしまいます。
ケシ畑を探しあぐねる必要などありません。
そこら中にあるからです。
今年は雨量も多く、2006年の生産高はこれまでで最大になりそうです。
地元の麻薬対策班の長がやって来ました。
ケシ栽培禁止の最後通達をしています。
ここは政府の公有地だからというのが禁止理由です。
14ヘクタールで30キロの精製阿片ができ、8000ドルの収入になります。
普通の作物だと最高でもその十分の一にしかなりません。
裕福ではない、ケシ栽培ができなければ
病気になっても医療費が払えないといいます。
それでも普通の十倍の利益をもたらすとなれば、警察が賄賂を受け取り、
ケシ栽培を見逃してきたのは明らかです。

アフガニスタンの元内相は、閣僚や知事など
麻薬の密売に手を染めていた高官百人のリストアがあるといいます。
審議会の議員の四分の一が関わっているとも、
阿片の七割が警察に押収されたともいわれています。

カンダハルの評議会の権力を持つのは大統領の弟です。
麻薬の密売の国際的な疑惑にさらされています。

代替作物のプロジェクトもあります。
STEVE SHAULIS:Aid worker
『数年先には阿片に取って代われる作物もあります。
 土地の一部だけでも普通の作物に切り替えるよう説得しています。
 果樹園や葡萄棚、ナッツ類の栽培などです。
収穫できるようになるまで三年辛抱すれば阿片栽培の二倍の収益が見込めます』

Colonel GORDON MESSENGER
『このような脅威に対しては、何かが起きるのをただ待っているだけではなく、
 実際に地元社会と接触することが大切です。大多数は法律をよく守る国民です
 が、人々の特性を知り、アフガニスタン政府、英軍の側に取り込むこと、
 一握りの過激派と取り組むにはこれが最善の策です』

ラシュカルガの難民キャンプ
長老は何よりも治安を求めているといいます。
タリバンは学校に火を放ったり、教師を殺すのを止めるべきだ。

数か月の取材中、アフガニスタンではイラクより多くの人が殺害されました」

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