穏健派タリバンの選挙参加
「穏健派タリバン」
NHKBS「きょうの世界」2005.5.24(火)
最近二ヶ月間の戦闘で双方に百人近くの死者。
ムタワキル元外相は、カンダハルから立候補。
独立委員会のムジャディディ師は、恩赦を提言。
ヘクマチアル氏やオマル師への恩赦も提言。
現地の米軍は、
「アフガニスタンの統一と安定が実現されるのであれば、ムジャディディ師の
立場を支持する」という声明を発表。
米は、アフガニスタン政府がタリバン穏健派を政治プロセスに取り込む
という方針に対して、これを支持するものと思われる。
カヌニ元教育相ら北部同盟は、タリバンに譲歩しすぎだと政府を非難。
タリバン武闘派は、選挙自体を否定。
しかし、穏健派の選挙参加に対しては、批判していない。
ムタワキル元外相:NHKとのインタビュー
「祖国のため行動を起します。
我々はタリバンが目指した理想を現体制の中で実現させます」
「どんな国でも体制の盛衰はつきものです。
しかし将来への選択は常に国益を重視すべきです。
今我が国に必要なのは平和であり、その為の唯一の手段は議会です。
議会を通じて国の課題に適切に対応すべき時です」
<私の感想>
一般市民の最も求めるものは、平和、安定だと思う。
タリバンを選挙参加という政治プロセスに取り込めるのであれば、
戦闘停止、平和と安定の実現という一般市民の最も求める方向に
進むのであれば、肯定的に評価します。
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