「アフガニスタン”女性たちの今”を撮る」NHKBS
「アフガニスタン”女性たちの今”を撮る」NHKBS(2005.1.4(火)放映)
「現代の女性」というテーマで撮影を続けてきたムサ・ラドマニッシュ監督
(51歳)は、これまで60本以上の監督をしてきました。
新作では、
・カメラマンを目指す女性
・軍のパラシュート部隊に入った女性
・首都カブールの女性警察官
・大統領選挙で投票に臨んだ女性達の姿
等を撮りためてきた20時間の映像を30分のドキュメンタリーに編集しました。
タイトルは、「Woman and Moments」(刻の中の女性)
日本でも今年中公開予定。
「これまでアフガニスタンの社会の中で女性には一切居場所がありませんでした」
タリバン政権下では、映像、映画、音楽が一切否定され、女性は閉じ込められ
ていました。
新作のテーマに女性を取り上げたのは、今のアフガニスタンの変化を最もよく
表すのが女性だと考えたからです。
今回の新作は、天理大学の井上昭夫教授の支援が発端です。
「アフガニスタン人の視点でないと撮れない所を発信しなければ、知らせしめる
ことはできても、分からせることはできない」
「文化による内からの復興」「中から自立的に復興していく」
・「輝ける未来へ」(2004)ドキュメンタリー映画:内戦で父親を失った少年が
路上で商売をして、一家を支える。
アフガニスタンでは、三人に一人が親を亡くしたと言われます。
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コメント
「女性のためのラジオ局」
NHK(2005.4.20(水)放映)
アフガニスタンでは、今も保守的な地域では、女性が一人で自由に外出する
こともできません。
女性達に暮らしに役立つ情報などを電波に乗せて届けようとラジオ局が
活躍しています。
ヘラートにある女性のためのラジオ局「サハール」(夜明け)
地元の女性達が立ち上げました。
ある主婦は、ラジオをつけたままにして家事を行います。
アフガニスタンの女性の約八割は字を読むことができません。
そのため、女性達にとって、ラジオが大切な情報源になっています。
欧米のNGOの協力で女性向けのラジオ局が五つ設立され、
今は地元の人達が広告を取って自力で運営しています。
ヘラートでは、タリバン政権後のイスマイル・ハーン氏の軍閥下でも、
女性に対する抑圧は変わらない。
去年11月の大統領選挙では、女性のためのラジオ局も女性に投票を呼びかけ、
ヘラートでは男性に匹敵する数の女性の投票があった。
投稿: 妹之山商店街 | 2005.04.20 07:13